公園でミニチュア機関車とポニー・ライド

文字数 875文字

ミニチュア機関車に乗れるというビクトリア州の公園Eltham Lower Parkに友達家族と行ってきた。公園といってもそこはオーストラリア、ものすご~く広大である。ユーカリの木々の揺れる大地の中を鉄道は長閑に走ってゆく。

このミニチュア鉄道は1960年に創設されて以来、毎週日曜日にボランティアの方々の手で運営されているそうで、機関車トーマス好きの幼い子どもたちに大人気。この日も30度を超える暑さにもかかわらず、小さなお子ちゃま連れの家族で賑わっていた。とりわけ乗場駅付近は、人口密度の低いオーストラリアの公園らしからずクラクラするほどの混雑ぶりだった。

機関車はパッと見、遊園地のそれふうで、これかいな…と一瞬気が抜けた。いやいや、侮るなかれ、スチームや電気エンジンの類は本物で、本来の6分の1ミニチュアなんだそうだ。

でもって実際に乗ってみれば、遊園地の乗り物というよりも機関車だった。ユーカリの木々に囲まれた線路をミニチュア蒸気機関車は川を越え、橋を渡り、駅をいくつか超えながら長閑に走ってゆく。頬に当たる乾いた生温かい風や陽光も心地良くて、トーマス大好きの息子はもちろん、7歳の娘までもがはしゃいでいた。トンネルも結構長く、歓声を上げる子どもたちと一緒に大人たちまでワアワア大声をあげて反響を楽しんでいたほどで。

ライドは十分ちょっとだったかな。乗り終えたときには3歳児のムゥ以上にメェの方が興奮して、また乗りたがった。結局2回乗って、もうこの暑さの中、延々待つのはツライとリタイアしたのだけれど、混んでいなかったら(待ち時間がなかったら)娘の要望で1日中乗り続けていたハズだ。

その後、メェはポニーを発見。お馬大好きの彼女、ムゥは怖がってやらなかったけど、友だちの子と一緒にポニー・ライドに挑戦した。スタッフに手綱を引いてもらって、ブッシュの中をゆぅらりゆらりと歩いていました。

そのまま何時間でも馬に乗っていたいというメェを再び説得して、友人の家へ。料理上手な彼女の手作りランチをご馳走になって、の~んびり午後を過ごしました。


 2009/11/8
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