ダンディノン山の紅葉

文字数 919文字

五月中旬、メルボルンは秋真っ盛り。我が家の通りに並ぶ樹々も真っ赤に染まって、紅葉の、それはそれは美しい季節になりました。

紅葉が終わってしまう前にと家族みんな4人と2匹で、車で1時間ほどのダンディノン山に行ってきた。

山は色とりどりの紅葉に染まって―と思っていたのだけれども、意外に秋色の樹々は少なくて…。思えば去年は4月末に紅葉を見に行ったのだった。やはりもう終わってしまったのね、残念デス。

とはいえ、せっかくなので秋のダンディノン山の午後を楽しんできた。すっかり我が家に馴染んだ愛犬ポーちゃんとチャー君を連れて遠出するのも久しぶりだったし。

ワンたちが一緒だったので、ランチはテラスで食事のできるカフェで。前庭に佇む銀杏が黄色く染まって、秋日がキラキラ零れる中、味わうカフェラッテとオニオンスープとベリーケーキ。食べ合わせはさておき、う~ん、なんて贅沢なんでしょう。実際とっても美味しかった。

ダンディノン山は国立公園に指定されているから犬は中には入れないので、指定されていない部分の森林をぶらぶらと散歩した。紅葉に染まった木々よりもユーカリの木の方が多かったけれど、樹々の音を聴きながら小道を歩くのは気持ちいい。大きな樹々はのびやかで雄大で、静かに心も身体も癒されてゆくよう。

久しぶりのブッシュウォークに子どもたちも大はしゃぎだった。思えばポーポーとチャールスをブッシュウォークに連れてきたのは、今日が初めて。

前のオーナーはこの子たちをどんなところに連れて行ったんだろうか?なぁんて、ふと思う。ここは来たことあるのかな? もしかすると、これがこの子たちのブッシュ・ウォーク・デビューだったのかも…なぁんて。

のどかな秋の1日。紅葉は見逃したけれども素敵な1日になった。

―と思っていた翌週、義母、曰く。「来月あたり、ダンディノン山は紅葉が見事でしょうねぇ」

えっ、来月?
なんでもあそこの紅葉はメルボルンより一月ほど遅いそうな。

おいおい… (^ ^;) ダディンもメルボルン育ちなんだから、も少し地元のことをわかっていてほしかったゾ。

というわけで、フォト575ふうに締めてみました。
来月も 行ってみたいな、秋の山。
って、違うか…


 2010/5/16
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