サマータイムとドッグビーチ

文字数 1,128文字

メルボルンは今日からサマータイム。時計の針が1時間早くなって、昨日までの12時が13時になった。5時15分くらいから明るくなってきた朝空も、今じゃ6時を過ぎないと明けなくなった。4時起きの身には、暗い空が長くなってしまって残念な限りである。

夜も7時はまだまだ明るいので、3歳の息子は「ディナー」を「ブレッキー」だと言い張って混乱している。
「だってお空がこぉんなに明るいのに、夜のわけがないでしょ!」と。
8時を過ぎても子どもたちは全~然眠くならないし、暫く身体が慣れるまでは人も混乱します。

混乱といえば、このデイライトセービング、毎年変わる日が違うのでドキリとさせられる。今年はダディンが気付いたから良かったものの、去年はお昼から親戚3家族が遊びに来ることになっていて、でもまだ1時間もあるから余裕ね~などと呑気に構えていたら、♪ピンポーン。人がドヤドヤやって来て、ひぇ~~~、なんなのぉ、えっ、デイライトセービング~~~!!! 慌てふためきつつメーク途中の顔で「ハロー…」。いやぁ、驚かされましたわ。。。

今年のデイライトセービングは何の予定も入っていなかったので、ムムを連れて近所のカフェでのんびりとランチを取った。その後ドッグ・ビーチに繰り出した。

ここは犬が手綱を外して自由に駆け回れるのでワンちゃん&犬バカたちで賑わうビーチである。この日もいました、いました、大きい子、小さい子、大勢のワンちゃんが砂浜を走り回っている。夏時間に入ったとはいえまだまだ冷たい海をバシャバシャ水飛沫をあげて、ワンちゃんたちが泳いでゆく。

早速ショートパンツに着替えて、準備万端の家の子たちも歓声を上げながら波を追いかけ始めた。おお、さぶっ。見ているだけでも凍えそうだけど、子どもも犬も元気ですよねぇ。

ムム君も久しぶりのビーチが嬉しいようで、他のワンちゃんたちにもご挨拶。それから暫く私たちと一緒に海沿いをたらたらと歩いていたけれど、そのうち立ち止まって、浜辺に寝転んでしまった。それきりもう動かなかった。砂の上に寝転んでお昼寝するのが気持ち良かったのかもしれないけれど…。

結局1時間ほどいたけれど、ムムは1度も走らなかった。今年の夏、3月に連れてきたときには元気に走り回っていたのになぁ…。目には見えなくても、やはり癌は刻々と小さな身体を蝕んでいるんだろう。

夏時間が始まって、このドッグビーチもこれからますます賑わうんだろうなぁ。この先、後何回ムムを連れてここに来れるんだろうか? そんなことを考え、まだまだ肌寒い海を後にした。

さて、子どもたちは今日でターム休みも終わり。早いもので明日から今年度の最終学期、4学期が始まる。また慌ただしい朝が始まるな~。

 2009/10/4
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