ちょっとお早いクリスマスパーティー
文字数 1,915文字
恒例のクリちゃん宅のクリスマスパーティーに行ってきた。毎年ハロウィーンパーティーを盛大に開いてくれるオージーのママ友である。
クリちゃんのお宅は、今年も完璧クリスマスに彩られていた。ダディンの実家も義理母とその補佐隊の奮闘で、毎年素晴らしくクリッシー(と、この国ではクリスマスっぽいことを表現する)に飾り付けられるのだけれども、ここのクリッシーぶりは群を抜いていると思う。ラウンジやリビングはもちろん庭先や玄関先、トイレや裏庭までホワイトクリスマスに彩られている。そう、外がど~んなに暑苦しかろうが、綿雪積もるクリスマスツリーをうっとり眺める客たちがサマードレスやビーサン姿だろうが、ハートは基本、冬のクリスマスなんですよ。
I LOVEクリスマス!を宣言するアイリッシュ系クリちゃん。今年は女サンタ姿で登場して、もてなしてくれた。子どもたちには今年もたくさんのクラフト遊びが待っていた。
早速子どもたちはクリスマスクッキー作りにかかった。ショートブレッドの生地を作って、トナカイや星やツリーなどクリッシーな型にくり抜いてからオーブンで焼くんだ。
待っている間に今度はクリスマスツリーに吊るす飾り、オーナメント作りを。紐のついたガラスのボールにキラキラ光るグルーペンで絵を描いたり、ラメの貼り絵をしたり。
クリちゃんお手製のクリスマス・ポンチでちょっと一息ついた後は、焼き上がったクッキーの飾り付けである。緑や赤い砂糖衣をつけて、絵を描いたり、飾り砂糖をつけたり。このうちの1枚はイブの夜に来てくれるサンタクロースのおやつにあげることになっているので、娘のメェはかなり真剣に作っていた(笑)。
で、サンタさん(と、ついでに家族や親戚縁者) にあげるクッキーができたら、今度はトナカイさんにあげる魔法の餌を。クリちゃんによれば、トナカイはオート麦が好物だそうで。それに彼女が苦労して手に入れた(という)トナカイが高く飛ぶためのキラキラした魔法の粉を振り掛ける。このとき、これが一番肝心なのだけど、願いを込めてフーッと息を吹きかけるんだ。クッキーや飾り玉ではだらけていた息子のムゥも、このときばかりは俄然張り切って、お目目をキラキラさせて願かけを。オート麦にプーッと息を吹きかけておりました。あ、ヨダレまで…
やっと家に持ち帰るサンタクッキーやトナカイの餌の用意ができたころ、お待ちかね、サンタクロースの登場である。ママたちがこっそり用意したプレゼントを、誰かのお祖父ちゃん扮するサンタが子どもたちに大判振る舞いしてくれる。
このいかにも間に合わせ的なサンタさんも、クリスマスツリーを背に薄明かりの下で見ると、なかなかそれっぽくなるものだ。などと思っていたら、男の子が1人(たぶんもう5歳は過ぎているハズだが)「サンタ怖いよ~!」と泣き出した。
実際、大人の目からするといかにも$2ショップ(日本で言う百均みたいなものデス)然としたサンタの登場で、泣き出してしまう子って必ず一人はいるものデス。ジャパーニーズ・プレイグループでダディサンタが登場してくれたときも泣き出した子がいたなぁ。
そういえば、以前クリちゃんたちママ友ファミリーグループで8月にスキー旅行をしたとき(はい、8月オーストラリアは真冬デス)、スキーハウスのラウンジに季節外れのサンタクロースが遊びに来てくれたことがあったっけ。それが2歳のメェにはものすご~く衝撃的だったようで、ずいぶんと後になってからも「ママ、あのとき突然サンタさんが来たんだよね~」と話していた。
あのサンタもクリちゃんのお祖父ちゃんが扮した典型的$2ショップサンタだったけど、2歳児の目には紛れもなく本物サンタに見えたようだ。クリスマスでもないのに、まさかサンタクロースが現れるなどとは思っていなかったぶん印象も強かったんだろうけど、子どもたちの想像力っていうか目線って楽しいなぁ…と思う。
さて、ホワイトクリスマスに囲まれ、サンタさんからプレゼントをもらった後は一同裏庭に出て典型的オージーサマーディナー、バーベキューを。み~んみん蝉の音を聴きながらワインを傾け(子どもたちはジュースね)、皆で持ち寄ったサラダを突っつき、肉係のダディたちの酔いが回っていたせいかお喋りにうつつを抜かしていたせいか、かなり焦げてしまったバーベキューを楽しんだ。このとき木陰でポッサムにおしっこをかけられた一群がいて一騒動になるというハプニングもありましたけど。
9時を過ぎて辺りが薄暗くなってからも、子どもたちは裏庭に吊るしたサンタクロースのピニャータ遊びに興じたり、クリスマスのDVDを見たり。みんな楽しそうでした。
2009/12/5
クリちゃんのお宅は、今年も完璧クリスマスに彩られていた。ダディンの実家も義理母とその補佐隊の奮闘で、毎年素晴らしくクリッシー(と、この国ではクリスマスっぽいことを表現する)に飾り付けられるのだけれども、ここのクリッシーぶりは群を抜いていると思う。ラウンジやリビングはもちろん庭先や玄関先、トイレや裏庭までホワイトクリスマスに彩られている。そう、外がど~んなに暑苦しかろうが、綿雪積もるクリスマスツリーをうっとり眺める客たちがサマードレスやビーサン姿だろうが、ハートは基本、冬のクリスマスなんですよ。
I LOVEクリスマス!を宣言するアイリッシュ系クリちゃん。今年は女サンタ姿で登場して、もてなしてくれた。子どもたちには今年もたくさんのクラフト遊びが待っていた。
早速子どもたちはクリスマスクッキー作りにかかった。ショートブレッドの生地を作って、トナカイや星やツリーなどクリッシーな型にくり抜いてからオーブンで焼くんだ。
待っている間に今度はクリスマスツリーに吊るす飾り、オーナメント作りを。紐のついたガラスのボールにキラキラ光るグルーペンで絵を描いたり、ラメの貼り絵をしたり。
クリちゃんお手製のクリスマス・ポンチでちょっと一息ついた後は、焼き上がったクッキーの飾り付けである。緑や赤い砂糖衣をつけて、絵を描いたり、飾り砂糖をつけたり。このうちの1枚はイブの夜に来てくれるサンタクロースのおやつにあげることになっているので、娘のメェはかなり真剣に作っていた(笑)。
で、サンタさん(と、ついでに家族や親戚縁者) にあげるクッキーができたら、今度はトナカイさんにあげる魔法の餌を。クリちゃんによれば、トナカイはオート麦が好物だそうで。それに彼女が苦労して手に入れた(という)トナカイが高く飛ぶためのキラキラした魔法の粉を振り掛ける。このとき、これが一番肝心なのだけど、願いを込めてフーッと息を吹きかけるんだ。クッキーや飾り玉ではだらけていた息子のムゥも、このときばかりは俄然張り切って、お目目をキラキラさせて願かけを。オート麦にプーッと息を吹きかけておりました。あ、ヨダレまで…
やっと家に持ち帰るサンタクッキーやトナカイの餌の用意ができたころ、お待ちかね、サンタクロースの登場である。ママたちがこっそり用意したプレゼントを、誰かのお祖父ちゃん扮するサンタが子どもたちに大判振る舞いしてくれる。
このいかにも間に合わせ的なサンタさんも、クリスマスツリーを背に薄明かりの下で見ると、なかなかそれっぽくなるものだ。などと思っていたら、男の子が1人(たぶんもう5歳は過ぎているハズだが)「サンタ怖いよ~!」と泣き出した。
実際、大人の目からするといかにも$2ショップ(日本で言う百均みたいなものデス)然としたサンタの登場で、泣き出してしまう子って必ず一人はいるものデス。ジャパーニーズ・プレイグループでダディサンタが登場してくれたときも泣き出した子がいたなぁ。
そういえば、以前クリちゃんたちママ友ファミリーグループで8月にスキー旅行をしたとき(はい、8月オーストラリアは真冬デス)、スキーハウスのラウンジに季節外れのサンタクロースが遊びに来てくれたことがあったっけ。それが2歳のメェにはものすご~く衝撃的だったようで、ずいぶんと後になってからも「ママ、あのとき突然サンタさんが来たんだよね~」と話していた。
あのサンタもクリちゃんのお祖父ちゃんが扮した典型的$2ショップサンタだったけど、2歳児の目には紛れもなく本物サンタに見えたようだ。クリスマスでもないのに、まさかサンタクロースが現れるなどとは思っていなかったぶん印象も強かったんだろうけど、子どもたちの想像力っていうか目線って楽しいなぁ…と思う。
さて、ホワイトクリスマスに囲まれ、サンタさんからプレゼントをもらった後は一同裏庭に出て典型的オージーサマーディナー、バーベキューを。み~んみん蝉の音を聴きながらワインを傾け(子どもたちはジュースね)、皆で持ち寄ったサラダを突っつき、肉係のダディたちの酔いが回っていたせいかお喋りにうつつを抜かしていたせいか、かなり焦げてしまったバーベキューを楽しんだ。このとき木陰でポッサムにおしっこをかけられた一群がいて一騒動になるというハプニングもありましたけど。
9時を過ぎて辺りが薄暗くなってからも、子どもたちは裏庭に吊るしたサンタクロースのピニャータ遊びに興じたり、クリスマスのDVDを見たり。みんな楽しそうでした。
2009/12/5