第97話

文字数 2,792文字


源三郎江戸日記(弟三部)97

何だイカサマではないかと言うと、くそ~賭場荒らしだなと5人が匕首を抜いたので叩き潰すと、浪人4人が出て来たのでこれも叩き潰したのです、1人の男が出口から出て外からここから、
は出られないぞと言って戸を閉めたので、出口に行くと開きません、才蔵に爆破しろと言うと炸裂弾を戸に仕掛けて火をつけると、どか~んと音がして戸が木っ端微塵になったのです、外、
にいた男はひっくり返ったので、

刀を突きつけて有り金全部持ってこいと言うと、もって来たのでいくらあるのだと聞くと1250両ですと言うので、元金は返してやるぞ、これをもって帰るのだと言うとみなは帰えっていっ、
たのです、山形達が来たので本堂の庭で待機せよ、中の坊主どもを追い立てるというと、承知と言うので、三人は別の出口から本堂に向かったのです、別棟を出て部屋に入り、床を叩くと、
空洞があり、

畳みのヘリを踏むと畳みが周り下は落とし穴になっており、蝋燭に火を付けて照らすと底には竹槍がぎっしり仕掛けてあります、そこにおいてあった机や椅子、タンスを投げ込み穴を塞い、
だのです、次々と落とし穴を塞いでいくと、フスマの陰から長刀を突き出したのでよけて刀を突き刺すと、ぐわ~と言って坊主が倒れてきたのです、3人の坊主を叩き潰し、先に進むと、
本堂に出たのです、

そこには顕心達5人が長刀を構えているので、この悪徳坊主めと言うと、この寺からは生きて出られんと言うので、バカメと言うと襲いかかり叩き潰して、さてお前1人になったぞ、お前、
が顕心かと刀を首に突きつけると、助けてくれと言うので、有り金全部差し出せば命は助けてやろうと言うと、わかったと言うので、転がっている坊主に切ってはおらん、早く金を持って、
こいと言うと、

顕心が蔵の鍵を渡すと、金を取りに行き本堂に積み重ねると8000両はあります、博打場の金も持ってこいと言うと、800両をもって来たので、全部庭に運びださせると、庭には10人の坊主、
が転がっております、この金は銭屋に運びこませろと言って、飛猿寺社奉行を呼んできてくれと言うと、呼びに行き程なく来たので、諸国巡察視の村上源三郎じあと朱印状をみせて、坊主、
の身でありながら、

めかけを囲い、ごろつきの弥平次とつるみ私服を肥し、諸国巡察視に歯向かうとは許しがたい、全員捕縛して牢にいれておけと言うとと、ハハツと言って縄を打ち引っ立てたのです、処分、
は後でおこなう、ついでに弥平次も捉えるぞと言つて、女郎屋に行き弥平次にイカサマ博打に高利貸しと不正の数々お前は斬首じあと言うと、命だけはお助けくだせえと言うので、有り金、
を総て差し出せば命は助けてやろうと言うと、

7000両を差し出したので、お前は永代追放にて許してやろうと200両を渡して、すぐさま子分を連れて出て行け、戻れば斬首だぞと言うと、ヘイと言うと出て行つたのです、いつものとおり、
博打場と女郎屋の仕置きをして、寺社奉行に坊主達は利常公から仕置きしてもらうのでそのまま牢にいれておけと言つたのです、残った金4000両も銭屋に運びこませたのです、居酒屋に戻り、

これで1万2000両の軍資金が調達出来たと言うと、お鶴がしかしよくこれまで溜め込んだものですねと言うので、これだけの町だ金持ちも多いのじあろう、これで支藩投資金が出来たであろ、
うと言うと、藩の台所よりも悪人の台所の方がず~と豊かと言う事ですねと言うので、その分、藩、民、百姓が貧乏になっているとと言う事じあよと言ったのです、銭屋がやって来て1万2千、
両の金はどうしたのですかと聞くので、

悪人から没収したのじあと言うと、妙立寺の顕心と弥平次をどうやって懲らしめたのですか、妙立寺の僧は武装していたはずですがと言うので、全員を捕らえて牢に入れてある、戦国時代、
ではあるまいし、僧が武装するとは許しがたい、幕府が攻めればあんなものでは歯が立つものかと言たのです、そうですか村上様にかかれは何人いても大した事はないと言う事ですねと、
感心していたのです、

それでは案内しますと言うので全員後をついていき料理屋に行き、酒と料理が運ばれて来たので改めて杯を重ねたのです、利常様に村上様がお越しだと伝えましたら、ここにお出ましにな、
るそうです、丁度支藩の藩主である次男の利次様、三男の利治様がお出でになっいるそうで連れてくるとおうせでありました、お忍びで見えられるそうですというので、そうか、それは、
都合が良いと話して、

銭屋に船の工夫を言って東周りで江戸に物産を運ぶように言うと、わかりました、是非やらせてください、玄海屋と話してお互いが損しないようにやります、方位磁石計は玄海屋から購入、
しますと言うので、物産方の件は加賀屋に頼む事にする、銭屋はそこからまとめて仕入れて江戸で商いすれば良い、加賀屋は京、大阪の商いをさせて、銭屋が荷を引き受ける事にしてくれ、
と言うと、

承知しました、手前からも支藩に5千両づつ寄進しますと言うので、1万両づつあれば絶対に成功するであろうと言ったのです、程なく利常が来たので座敷に顔を出すと、源三郎久しぶりじ、
あな、その節は色々世話になったと言って、まずは一献と言うので杯を重ねて、今日は次男と三男が金の無心に来ておったので連れて来た、いずれも財政は逼迫しているのじあと言うと、

利次が父上から聞いておる支藩にも指南してもらえるとありがたいがと言うので、利次様は何かてなぐさみをお持ちですかと聞くと、わしは薬草に興味があり色々薬草を煎じておるがと言、
うので、よく利く薬は調合されましたかと聞くと、腹痛を止める薬で反魂丹と名をつけたのじあがよく利くぞと言うと、それで御座いますよ、藩主が興味をもっているものならばきっと、
特産になりますと言うと、

薬問屋は江戸にも沢山あるが、仕入れるところは決まっているであろう、今からでは遅いじあろうと言うので、問屋に売るのではなく商人、名主の家に薬箱をつくり中に、腹痛止め、下剤、
キズの軟膏、風邪薬、目薬、頭痛止め等の薬を入れておき預かってもらうのです、年に一回預けたところに行き使った物の清算と補充と期限切れの回収に行くのです、神田あたりに本拠地、
にして、

江戸を何人かでまわるのです、買うのでなく預かり必要な時に使えるので喜んでくれますよ、又名主の家ななどは住んでいる町人が分けて貰いに行くので大変便利です薬師問屋は殆ど医師、
に売るので商売の邪魔にはなりません、領内に薬草園を作り沢山栽培して江戸の拠点に送り込むのです、最初は沢山の投資が必要ですが、将来は藩の重要に財源になりますと言うと、なる、
程旅に出る時に持って行くように常備薬にするのじあな、

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