『雲の王』
文字数 539文字
『雲の王』/川端裕人
川端裕人センセすごい好き。
「夏のロケット」も「川の名前」も、着眼点もいいし、まとめ方もすっごいうまいし、あこがれまくりの作家さんです。
自然科学と一言でいうとおおざっぱすぎますけども、「流れ」や「世界(空間)」、そして「時間(人の若さとかエネルギーとか…)」の描き方がとっても素晴らしい作家さんだとおもっています。
今回は気象予測(というか大気予測?)ものです。
人間や生物にとって大事なのに当たり前すぎてなかなか見えない「水・空気・温度」についてここまでまっとうに書かれた「お話」ってなかなかないです。さすがです。
「かつてない気象エンタメ」って帯にはあったけど、たしかにそうかも?
よいですよー☆ おすすめです。
(おまけのひとこと)
(かつてない気象エンタメ? と言えば……。そのむかし、火浦功さんが「たたかう天気予報」という短編を……なんて言っても誰も知らないですねすみませんw )
さてさて、さらっと紹介してますけど、この川端裕人センセのお話ってホント外れがないのですよねー。上に出てた名作「夏のロケット」なんて最高だし、「川の名前」みたいな素朴な視点から描く子供たちの成長物語なんて特によくってホントおすすめです。
Original Post:2016/12/01