『からくさ図書館来客簿 第三集』

文字数 425文字

『からくさ図書館来客簿 第三集』

~冥官・小野篁と短夜の昔語り~

著者/仲町六絵

【わたの原 八十島(やそしま)かけて ()ぎ出でぬと 人には告げよ 海人(あま)の釣り舟 】

ご存知、小野篁(おののたかむら)が隠岐に島流しにされた時に詠んだ歌で、百人一首にもはいってますね。

今回はずばりこの歌がテーマなお話と、南総里見八犬伝ネタの比較的長いお話が2編、それに挟まるように京都の和菓子のお話。

第一集・第二集ともに京都を中心に時代は平安と平成にまたがって進んでいましたが、今回は京都以外にも舞台が広がった印象。

キャラクターたちも勢揃いして、だんだん賑やかになってきました。

それでも、時子様と篁の周りの人々(といっても冥府の役人とかですがw)の穏やかな優しさが相変わらず良いのです。

多少ご都合主義的な点があってももう、そこがまた良いのですとあばたもえくぼ状態w やっぱり大好物w。このシリーズほんと良いですわ〜☆

Original Post:2016/05/07


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色