『猫町』

文字数 511文字

『猫町』萩原 朔太郎(著),‎  金井田 英津子(画)
こちら、萩原朔太郎の有名な『猫町』の絵本版、と言ったらよいでしょうか、版画家の金井田英津子さんによる萩原朔太郎の世界観たっぷりの挿絵が見事!

お散歩中、迷い込んだ町でみつけた喫茶店で、カウンターに座ったら目の前にこの本がありました。(まるで猫町に迷い込んだ彼のよう!)

つい朔太郎の気持ちになり、そのままふと開いてみた本です。

ちょっぴり薄暗い喫茶店という環境もばっちりで、コーヒーのさめるのも忘れてどっぷりと「猫町」の世界へ入り込んでしまいましたですよ。


文章だけなら青空文庫でも読めますが、これは絵付きでぜひ読んでほしいところ。

冒頭のショウペンハウエルの言葉から雰囲気たっぷりの絵で表現されていて、いきなり「ほおお」と感心しながらあの世界へ迷い込めます。


お散歩中に迷子になりがちで、その上猫好きさんならさらにおすすめです♪

トリップできますよー♪

(オマケのもう一言)

この本は、アマゾンさんなどから今のところ購入できますが、出版社さん倒産しちゃっているそうなので、入手はいまのうちじゃないとできないかも、です。(南無(-人-))

Original Post:2017/12/02
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色