『灰と幻想のグリムガル』level.10 ラブソングは届かない

文字数 612文字

『灰と幻想のグリムガル』level.10

 ラブソングは届かない /十文字青 

アニメ化するラノベ作品は多いですが、アニメの出来が悪くて期待はずれに終わるお話や、逆に出来が良すぎて原作が失速してしまう物もある中、このお話は違いましたねー。原作は無論、アニメもとっても良くできていました。原作の雰囲気を少しも損なわない、むしろ補強するように世界を「リアル」に感じさせてくれた良作です。良ければそちらもご覧くださいまし。


で、前にもこのシリーズを紹介しました(アニメ放映中に紹介したのです)のですが、原作本のほうは放送終了後もしばらく追いかけておりました。

それだけ原作に魅力があったわけですね。


そして、この最新10巻の2~3巻前ぐらいから、世界の謎や成り立ちのネタフリの量がぐぐっと増えて来て、「まとめに入ってるのかなー?」なんて思っていたのです。

けれど、毎巻読者を焦らすように新たな伏線や新キャラをだしてきたりして、なかなか侮れないんですよねぇ。


でもって、今回はめっちゃやられました。ネタバレになるので詳しくは書きませんけれど、思わず「ええっ!?」って叫んじゃいましたですよ。

えらそーに世界だの謎だの展開だのって冷静に分析しなから読んでいたつもりが、なんだかんだ言ってどっぷりお話とキャラの魅力に浸かっちゃっていたわけです。やられましたー><


これは、次巻も買わなきゃダメっぽいです><


Original post:2017/05/31
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登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

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