『生頼範義 緑色の宇宙』

文字数 651文字

生頼範義(おうらいのりよし) 緑色(グリーン)宇宙(ユニバース)

その独特の宇宙の色を指して「生頼(おうらい)グリーン」と呼ばれている、SFアートの巨匠の画集、というかMOOKです。

徳間書店のSF映画MOOKでイラストを描いたのがジョージルーカス氏の目に留まり、『スターウォーズ・帝国の逆襲』の国際ポスターを手掛けることになり、悪役をバックに巨大に立たせて、手前に小さく主役を置くという、あの映画ポスターの典型的なデザインを世界に広めることになった。とか……。

小松左京をして「この人は本当に日本人か?」と言わしめた、とか……。

さまざまな逸話があるものすごい人です。


実は、幻魔大戦の絵やSFアドベンチャーの表紙、信長の野望の絵等でよく見かけるイラストレーターさんだなーって思っていたのですが、こんなにスゴイ人だったとは存じ上げませんでした。すみません><


いろんな逸話や情報とともに超美麗なアートイラストが山ほどはいって2000円+税!、これはめっちゃお得!!

(おまけのひとこと)

この本をはしたなく「すげーすげー」と言い読みながら、生頼範義で検索をしたところ、ちょうどその前年に生頼先生は鬼籍に入られていたことを知り愕然としました。。もっと、ご生前から注意してみていればよかったです><

芸の幅が広すぎて(そしてお仕事が膨大すぎて)あれ全部を一人の方が描かれてるとはちっとも思っていなかったのですね。無念><

今はやすらかに……。ご冥福をお祈り申し上げます。

Original Post:2016/11/23


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登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

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