『魔法の声』

文字数 617文字

『魔法の声』/コルネーリア・フンケ 

もし大好きなお話のキャラクターが本から飛び出して出てきたら?

それとも、大好きなお話の中に入り込んで行けたら?

そんな願いが叶っちゃったら……? と言うお話し。


主人公は本が大好き、寝るときも枕の下に本を入れて、本の夢を見る本の虫の12歳の少女。

そして、お父さんは本の修理屋さん。

その二人が暮らす家の前に、ある日、まるで本の中から出てきたかのような不吉な影をまとった男が訪ねてきます。

お父さんのことを「魔法舌」と呼ぶその男はいったい? お父さんは彼のことをよく知っているようなのですが……?


一見ほんわかファンタジーかと思いきや、けっこうハードな内容。そして、古今東西の(と言っても英・独・仏かな、やっぱり)本好きならよく知っているファンタジーや小説のエピソードが続々登場して、にやりとさてくれせます。


通り一遍のファンタジー物を読みこなしちゃった本の虫さんにおすすめの一風変わったファンタジーなのでした♪


で、分厚い本を読み終わってみたら、なんと「引き」が! これ、続編があるんですね。どうやら三部作みたい。

続き読まなきゃだわ!><

(おまけのひとこと)

続編(二巻目)は、『魔法の文字』、さらに続編(三巻目)は『魔法の言葉』。

よくごっちゃになってわからなくなってしまうのでメモですw

1:声

2:文字

3:言葉

で、魔法シリーズ。一巻を読んでハマったらつづきもどうぞー♪

Original Post:2016/04/07


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登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

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