『ウルトラライトハイキング&ハイキングギア』

文字数 1,003文字

『ウルトラライトハイキング』/ 土屋智哉

『ウルトラライトハイキングギア』/ 寺澤 英明

まとめて二冊のご紹介。

遊歩大全じゃ古典的でアメリカ的過ぎて、ちょっと日本の現場にあいませんよね。。

ってことで、「今」の日本的な徒歩旅のガイドブックを二冊ごいっしょに紹介しておくます。

まずは『ウルトラライトハイキング』。遊歩大全に語られてる精神論のエッセンスから始まって、湿度の高い日本のハイキング事情を登山や沢登りといった日本のアウトドア文化からわかりやすく解説してくれていて、大変参考になります。

キャンプの時のスリーピングマットをちょん切って軽量化しましょうといったノウハウは、さっそく私も使わせてもらいました(笑

読み直してみると、ビーパルというキャンプ雑誌に、この本からそっくりそのまま頂いたと思われる記述が多くあってあれあれれ?というかんじ。プロも参考にしてるようですw


『ウルトラライトハイキングギア』は、さらにつっこんだ道具編。「ウルトラライトハイキング」の中でも紹介されていた(キャンプアイテムマニアとして一部で有名な)寺沢英明さん入魂のギアカタログです。

カタログと言っても値段はのってません。まあ、今やWebで検索すればすぐわかりますし、ころころ変わっちゃいますからね。

それよりも実際に使って見た評価や体験談が面白おかしい文体で書かれていて、読み物としても面白いです。

雨具やテントはあたりまえ、変わった所では携帯用のシャワートイレ(女の子には切実です><)の紹介や空き缶を使ったアルコールストーブの作り方、タイベックやキューベンファイバーといった新素材をつかった超軽量アイテムの自作方法などなど、もともとアウトドアブログを書かれていた方なので、情報量は膨大で、とても参考になります。


この二冊を続けて読むと、とるものもとりあえずとにかく旅に出たくなったり、いやいや、まずは軽量のアイテムを揃えなくっちゃとアイテムオタクになりそうになったり、と、ミーハーで影響受けやすい私のようなお散歩好きの心は千々に乱れるのでありましたw

(おまけのひとこと)

やたらとハードなやつと、やたらとソフトなやつを出したあとで持ってきた本ですが、ウルトラがつくだけにちょっとハードより? なかんじのアウトドア本です。

自身のアウトドアライフがちょっと修行僧系かも? と思う人におすすめですw

Original Post:2013/05/19


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登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

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