『生賴範義Ⅲ THE LAST ODYSSEY』

文字数 1,100文字

『生賴範義Ⅲ THE LAST ODYSSEY』

こちらは2016年12月にみやざきアートセンターで開催された「生賴範義 展Ⅲ THE LAST ODYSSEY」の図録です。

先日、上野の森美術館で行われた生賴範義展へ行ってきたのです。もう本気で圧倒されました。で、いそいそと物販コーナーへ行ってみると、今回の図録は売り切れっΣ(゚д゚lll)ガーン!

でも前回の宮崎でやっていたⅢのほうの図録はありますよと言われて即座に購入したものがこちらなのです。

ⅢということはⅠとⅡもあるわけです、実はあまりに膨大な生賴範義氏の絵を一度には展示しきれず、時代順に3回に分けた展覧会だったそう。ただ、残念ながらそのⅡの開催直後の2015年10月27日に生頼先生は永久の眠りに就かれ、帰らぬ人となってしまいました。。それでも、生涯に書き上げた原画は挿絵も含めると3000点を超えているのだとか。


日本人なら、とりわけSFやファンタジーが好きなら、絶対に一度は見たことがあるはず。有名なスターウォーズの国際版ポスターはもちろん、信長の野望(ゲーム)や、幻魔大戦、ウルフガイシリーズの平井和正さんの本、果てしなき流れの果てに、復活の日などの小松左京さんの表紙、ゴジラなどの怪獣映画のポスター、ハヤカワや創元の小説の表紙、あ、忘れちゃいけないSFアドベンチャー(雑誌)の表紙、などなどなどなど……。

ほんとうに膨大な数多くのお仕事をされた方です。


このⅢは、その生涯の活動のなかで晩年にあたる1985年~2015年までの展示の図録、ということになります。

なので、ごく最近までの絵が中心になっています。残念ながらスターウォーズなどは入っていませんが、↑に挙げたゲームのポスターや平井和正さんや小松左京さん関係の絵は多く入っていて、なかなかお得なのです。


ⅠやⅡの図録もヤフオクなどでは入手可能な様子(Ⅳも含めて出版してくださーい!!><)

思い入れのある本の表紙や映画のポスターのアートワークをもし生賴範義先生がされているようでしたら、なんとかその時代の図録を手に入れてみてください。(できれば展覧会に行ってください!)迫力満点の原画に触れると、ぞわっと鳥肌がたちますよ~。


それがこれだけ膨大なんですから、もう、いくらでも見てられちゃいます。

ただ、展覧会はすごすぎて体力奪われますね><

そのあとしっかり風邪ひいちゃいました。まず体調を整えてからご覧ください><


※下の赤いのはおまけにつけてもらった布の手提げ袋で、生頼範義のサイン(もちろん印刷ですがw)入りなのです!ワーイ(∩´∀`)∩☆

Original Post:2018/02/19
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登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

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