『お金の流れで見る戦国時代』

文字数 459文字

『お金の流れで見る戦国時代』

歴戦の武将も、そろばんには勝てない

 / 大村 大次郎

戦国時代の勢力の趨勢を経済的な視点から読み解いた本。

年利48~72%を取っていたという悪徳高利貸し「比叡山ファイナンシャルグループ」はそりゃ焼き討ちされるだろうなあ。とか、武田信玄が病を押してまで西上作戦を決行しなくてはならなかった理由などなど、そして、本能寺の変がなぜ起こったのか、まで。


社会科でさらっとうわべを習って、あとはドラマやマンガぐらいでしかよく知らない歴史の裏側と謎をうまいこと解説してくれます。

いやー、面白いです。

とにかく織田信長のすごさがほんとよくわかる本ですね。

さすが第六天魔王と言われるだけのことはあります。


戦国時代ものの漫画やドラマの副読本として読むとなかなかよいですよー。

(おまけのひとこと)

こういう歴史を別の視点や切り口から書いた本ってけっこう好きです。

年号が並んでるだけの歴史書よりよっぽど覚えやすいとおもうのだけれど、学校でも採用してくれないものですかねー?

Original Post:2017/01/29


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登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

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