『波紋と螺旋とフィボナッチ』

文字数 522文字

『波紋と螺旋とフィボナッチ』 / 近藤滋

タイトルに惹かれてゲット(w

この本、ほんとにめっちゃ面白いです。

ちっとも難しい話じゃないです。JoJoやら釣りキチ三平やら北斗の拳やらを引用しながら面白おかしく自然科学の疑問に答えてくれます。

それも、よくある通り一遍のどこかで聞いた一般的な説明だけでなく(時にはそれを否定すらして)、著者の研究の最前線の仮説もバンバン「わかりやすく」示して、そして笑いをとってってくれます。


例えば「なんでシマウマの縞はシマシマなの?」ってやつ、よく聞く説明はサバンナじゃあの縞が迷彩状態になって肉食動物に見つかりにくいから。なのだけれど、どう観ても逆に目立ちますよねw でも、あれがなんで理にかなっているか(というか、なぜそういう縞になっちゃったか)を非常にわかりやすく、そして大阪のおばちゃんがなぜヒョウ柄の服を着てるのかまで、ばっちり腑に落ちるように説明してくれます(笑


そのほかもいろいろ、各章ごとに面白おかしくアハ体験させてくれる素敵な自然科学啓蒙書になっています。


別のとこで書きましたけど、次は是非この著者にグレンラガンを観てもらって続編書いていただきたいですわw

Original Post:2016/06/03


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登場人物紹介

神楽坂らせん

読書の合間に本を読み、たまにご飯してお茶して、気が付けば寝ている人です。一度おやすみしてしまうと、たいていお昼ぐらいまで起きてきません。

愛読書は『バーナード嬢曰く。』

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