第５７談 妄想「眼流島の戦い」
文字数 2,001文字
おはようございます。
昨日は同時多発テロから20年。
2001年9月11日、あのニューヨークのWTCに２機目の旅客機が飛び込む直前から画面を見つめていました。
そして、二十世紀後半のニューヨークのシンボルだったミノル・ヤマザキのデザインによる二棟の高層ビルが崩壊していく様に、私は流れ落ちる涙を堪えることが出来ませんでした。
あの場所は……20代の頃に、銀行の支店のATMで現金を下ろしたり、広場に腰掛けて近くのデリで買ったサンドイッチを頬張ったり、偶に日本食レストランで舌鼓を打ったりした思い出の場所でもあったからです。
昨日は亡くなられた大勢の犠牲者の方々に祈りを手向けさせていただきました。
……合掌
さて、（と極端に話題を変えて良いのでしょうか？）
高校の二年先輩になる関根勤さんの妄想パワーにはとても敵いませんが、私の妄想癖もかなりのものと自覚しています。
それがシナリオや小説の元になっているのですが、まったく金にはならないので妄想がお金になる先輩とはえらい違いです。
先週のNHK朝ドラ（連続テレビ小説）「おかえりモネ」は、今田美桜が演じる職場の先輩のエピソードが大きくクローズアップされてました。
水曜日はオープニングから百音役の清原果耶ちゃんと神野マリアンナ莉子役の今田美桜ちゃんのお顔のクローズアップ合戦でした。実際はバストショットくらいですがHDはそれで十分です。
それにしても、今田美桜さんの目の大きさは半端ないですね。我ら（勝手に身内感覚ｗ）の清原ちゃんが思いっきり目を剥いても敵いそうもありません。
彼女は瞳も（胸も？）大きいのでしょうか？ 顔に対する目のバランスがヨーロッパ系の女の子、それも少女じゃなく幼女に近い。
私は、かつて3D-CGで人物もいくつか作りましたが、ここまで眼球や瞳が大きいとアニメに近くなってしまって現実感が薄れてしまいます。
そんな今田美桜さんですが、アンバランスなほどの可愛らしさが、アニメのキャラクターのようにちょっと現実味の薄いアクの強い役として、引っ張りダコになる理由かも知れません。
一方で清原ちゃんは日本人の顔をしています。
ここで、妄想の出番です。
時は慶長17年4月13日。宮本果耶は正午の約束から1時間ほど遅れて眼流島に到着した。
待ちくたびれた佐々木美桜は、気怠そうにカウチソファから立ち上がる。
「遅いよ」
すっかり戦意を喪失し、欠伸をしながら半眼を閉じている美桜の姿を見て、果耶は勝利を確信した。
——目の大きさでは絶対に勝てないが、そんな相手の長所を逆手に取ればいい。
眼流島の戦い……この勝負は先に目を閉じた方が負けなのだ。
果耶は太陽を背に北風に向かって立った。その姿には後光がさし阿弥陀如来と見紛うばかり。
対峙した美桜は太陽の光を受け、まるで十一面観世音菩薩の如く輝いている。
しかし、美桜はその大きな瞳に太陽の光を受け、眩しい……と呟いた。と同時に、果耶は雲の動きから、間もなく北から突風が吹く……と読んだ。
二人は弧を描くように横に歩をずらし、ちょうど180度移動したところで再び対峙した。
——これでは光が眩しくて私の手元が見えないであろう。ただでさえ私の目力に勝てた者はいないというのに。
美桜は内心ほくそ笑んでいた。この若き娘も私の目力に屈するに違いない……と。
二人は瞬き一つせずにじっと見つめ合う。まともに正視すれば、その目の大きさに圧倒されて勝てる者など誰もいない。しかし、逆光のせいで美桜の眼はいつもの輝きを失っている。そして、そのことに本人は気づいていない。
間もなく、果耶の予測通りに北から南に向かって突風が吹き、削ったばかりの木刀の先端から木屑が飛んで美桜の目に入った。
「痛っ！」
「隙あり！」
果耶の一撃で美桜は完全に目を閉じた。
あまりにくだらない妄想で我ながら呆れます。（苦笑）
実は『エイリアンズ』のナオは清原果耶ちゃんをイメージして書き始めました。
純に次ぐナオのマネージャーの名前を莉子にしたのは、たぶん朝ドラの影響です。
それにしても『エイリアンズ』は、作品のPV数に反比例して見事に読まれません。
アクセス履歴を見ると、単なるPV数ではなく、実際に読んでくださった読者数が予測できます。
最後の2話、第33話と最終話は累積アクセス0。つまり読む以前にクリックさえされていないのですが、よほど面白くないんでしょうね。
今まで投稿した小説中、最も不人気作品となりました。
スランプで書けないのも虚しいものですが、書いても全く読まれないのもまた寂しいものです。
とは言え同情は禁物です。
絶対に、最後の二話をクリックだけでもしてあげようなんて思わないでください。
こんなくだらない妄想をしていると、私の作品中唯一100位以内にランクインしているこの日記も消えていくことでしょう。
老人は死なず、ただフェイドアウトするのみ
(2021.9.12)
昨日は同時多発テロから20年。
2001年9月11日、あのニューヨークのWTCに２機目の旅客機が飛び込む直前から画面を見つめていました。
そして、二十世紀後半のニューヨークのシンボルだったミノル・ヤマザキのデザインによる二棟の高層ビルが崩壊していく様に、私は流れ落ちる涙を堪えることが出来ませんでした。
あの場所は……20代の頃に、銀行の支店のATMで現金を下ろしたり、広場に腰掛けて近くのデリで買ったサンドイッチを頬張ったり、偶に日本食レストランで舌鼓を打ったりした思い出の場所でもあったからです。
昨日は亡くなられた大勢の犠牲者の方々に祈りを手向けさせていただきました。
……合掌
さて、（と極端に話題を変えて良いのでしょうか？）
高校の二年先輩になる関根勤さんの妄想パワーにはとても敵いませんが、私の妄想癖もかなりのものと自覚しています。
それがシナリオや小説の元になっているのですが、まったく金にはならないので妄想がお金になる先輩とはえらい違いです。
先週のNHK朝ドラ（連続テレビ小説）「おかえりモネ」は、今田美桜が演じる職場の先輩のエピソードが大きくクローズアップされてました。
水曜日はオープニングから百音役の清原果耶ちゃんと神野マリアンナ莉子役の今田美桜ちゃんのお顔のクローズアップ合戦でした。実際はバストショットくらいですがHDはそれで十分です。
それにしても、今田美桜さんの目の大きさは半端ないですね。我ら（勝手に身内感覚ｗ）の清原ちゃんが思いっきり目を剥いても敵いそうもありません。
彼女は瞳も（胸も？）大きいのでしょうか？ 顔に対する目のバランスがヨーロッパ系の女の子、それも少女じゃなく幼女に近い。
私は、かつて3D-CGで人物もいくつか作りましたが、ここまで眼球や瞳が大きいとアニメに近くなってしまって現実感が薄れてしまいます。
そんな今田美桜さんですが、アンバランスなほどの可愛らしさが、アニメのキャラクターのようにちょっと現実味の薄いアクの強い役として、引っ張りダコになる理由かも知れません。
一方で清原ちゃんは日本人の顔をしています。
ここで、妄想の出番です。
時は慶長17年4月13日。宮本果耶は正午の約束から1時間ほど遅れて眼流島に到着した。
待ちくたびれた佐々木美桜は、気怠そうにカウチソファから立ち上がる。
「遅いよ」
すっかり戦意を喪失し、欠伸をしながら半眼を閉じている美桜の姿を見て、果耶は勝利を確信した。
——目の大きさでは絶対に勝てないが、そんな相手の長所を逆手に取ればいい。
眼流島の戦い……この勝負は先に目を閉じた方が負けなのだ。
果耶は太陽を背に北風に向かって立った。その姿には後光がさし阿弥陀如来と見紛うばかり。
対峙した美桜は太陽の光を受け、まるで十一面観世音菩薩の如く輝いている。
しかし、美桜はその大きな瞳に太陽の光を受け、眩しい……と呟いた。と同時に、果耶は雲の動きから、間もなく北から突風が吹く……と読んだ。
二人は弧を描くように横に歩をずらし、ちょうど180度移動したところで再び対峙した。
——これでは光が眩しくて私の手元が見えないであろう。ただでさえ私の目力に勝てた者はいないというのに。
美桜は内心ほくそ笑んでいた。この若き娘も私の目力に屈するに違いない……と。
二人は瞬き一つせずにじっと見つめ合う。まともに正視すれば、その目の大きさに圧倒されて勝てる者など誰もいない。しかし、逆光のせいで美桜の眼はいつもの輝きを失っている。そして、そのことに本人は気づいていない。
間もなく、果耶の予測通りに北から南に向かって突風が吹き、削ったばかりの木刀の先端から木屑が飛んで美桜の目に入った。
「痛っ！」
「隙あり！」
果耶の一撃で美桜は完全に目を閉じた。
あまりにくだらない妄想で我ながら呆れます。（苦笑）
実は『エイリアンズ』のナオは清原果耶ちゃんをイメージして書き始めました。
純に次ぐナオのマネージャーの名前を莉子にしたのは、たぶん朝ドラの影響です。
それにしても『エイリアンズ』は、作品のPV数に反比例して見事に読まれません。
アクセス履歴を見ると、単なるPV数ではなく、実際に読んでくださった読者数が予測できます。
最後の2話、第33話と最終話は累積アクセス0。つまり読む以前にクリックさえされていないのですが、よほど面白くないんでしょうね。
今まで投稿した小説中、最も不人気作品となりました。
スランプで書けないのも虚しいものですが、書いても全く読まれないのもまた寂しいものです。
とは言え同情は禁物です。
絶対に、最後の二話をクリックだけでもしてあげようなんて思わないでください。
こんなくだらない妄想をしていると、私の作品中唯一100位以内にランクインしているこの日記も消えていくことでしょう。
老人は死なず、ただフェイドアウトするのみ
(2021.9.12)
