第86談 日本2.0と『17才の帝国』

文字数 1,456文字

こんにちは。
皆さんお久しぶりです。

ほぼ一ヶ月ぶりなので、日記ではなく月記ですね。(苦笑)

七夕の7月7日に『ミウノイタナツ』が漸く完結しました。
9ヶ月かかってしまいましたが、その直後に起こった殺人事件のことで告知を遠慮しておりました。
元首相が凶弾に倒れた痛ましい事件には深くお悔やみ申し上げますが、この事件はテロではありませんし、国葬には反対です。(この話題はここまでにしておきます)


話題を変えます。
盂蘭盆の中日である昨日、トヨタ自動車が新しいクラウン4車種のラインナップを発表しました。


撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY(画像は個人または非営利目的の使用に限る)

詳細は以下のサイトで。

https://response.jp/article/2022/07/15/359721.html
https://kuruma-news.jp/post/530042

ネットで「トヨタ クラウン」と検索すればニュース記事が沢山出てきます。

豊田章男会長は以前からシトロエンを意識していたようですが、デザインはドイツ御三家よりもフランス車に近いでしょうか? いずれにしてもかなり欧州車的で、今までの日本車とはずいぶん違います。少なくとも今までのクラウンとは。

クラウンと言えば、社用車やおじさんのクルマというイメージでしたが、どのモデル(タイプ)を見ても国会議員や会社役員のダークスーツが似合わないクルマになりました。
今までのクラウンでは国際的な競争力が低いことをトヨタさん自身が認めた訳ですが、これはクラウン2.0ですね。

「こんなのクラウンじゃない!」という爺さん(私も爺さんですがw)の声が聞こえてきそうですが、日本の政治や企業もクラウンのように過去のしがらみや常識を捨てて、日本2.0にアップデートしないと世界から取り残されます。

先ずはトヨタさん辺りから、役員や社員の半数を女性にするとか、正規・非正規の給与格差を是正するとか、手本を示して欲しいものです。


再び話は変わって、NHKの土曜ドラマ『17才の帝国』のこと。
家族が「星野源」のキーワードで録画登録をしていたおかげでHDDに録り溜めてあったので、深夜に見始めたら終わらなくなってしまい、朝までかかって全5話一気に視聴しました。

いやぁ 面白かった!

唯一気になったのはUA(ウーア)という実験都市の名前。
シンガーのUAさん(村上虹郎君のお母さん)はOKなんでしょうか? OKなんですよね。もちろん。

ストーリーは『ドラゴンボールZ』『おジャ魔女どれみ』『バクマン。』『猫の恩返し』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など、アニメで幅広ーく活躍する脚本家・吉田玲子のオリジナル。
私は遅ればせながら、映画館で観た『聲の形』で初めてその名を知りましたが、原作の脚本化ではないオリジナルストーリーもなかなか完成度が高いです。

映像も音楽も美術もテレビドラマにしてはレベルが高く『大豆田とわ子と三人の元夫』の佐野亜裕美プロデュースと知って、なるほどです。

役者も豪華ですが、主演の神尾楓珠も脇を固める星野源も柄本明も良かったですが、田中泯が特に良かったです。

「202X年 日本のGDPは戦後最低を記録し、G7からも除外。日本の日没=サンセット・ジャパンと呼ばれるようになった(老人の記憶なのでかなり適当)」というオープニングは説得力があります。

やっぱり日本は2.0にアップデートしないと。


老人は死なず、ルート66は通り過ぎたがサンセット77はまだ遠い
(2022.7.16)
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