第２０談　夕に祈り、朝に念う

おはようございます。

今日は私の師匠のご命日ですが、昨日……7月18日は、2年前に京都アニメーション放火事件があった日でした。
皆さんもよくご存じでしょうし、軽々しくそのことに言及しようとは思いません。

私は、京アニの人々を思いながら、今まで観る機会がなかった『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を少しずつ観させていただきます。この作品に携わられたアニメーターの方もいらしたでしょうし、それも供養に繋がると信じていますので。

そして去年、一年後の同じ日に俳優の三浦春馬さんが自ら命を絶ちました。
その少し前にはプロレスラーの木村花さんが、そして春馬さんに続くように、竹内結子さん、津野米咲さん……と自ら死を選んだことは決して忘れることのない衝撃でした。

コロナ禍で、精神的に、或いは経済的に追い詰められて自死を選んだ人もいらっしゃるでしょう。
そして、コロナウイルスがもたらす肺炎で亡くなられた方は世界中にどれほどいらっしゃることでしょう。
病だけでなく、災害、事故、戦争、紛争、暴動……抗いようのない災いが、容赦なく人々の命を奪っていきます。
通学途中に交通事故で明日を奪われた子供たち。
震災や水害といった災害で突然命を奪われた方々。
熱海の土石流被害は未だ行方不明者の捜索が難航しています。

昨晩は、亡き方々のご冥福と、残された方々の心の傷が癒されますように……と祈らせていただきました。

合掌

老人は死なず、ただ祈り続けるのみ
(2021.7.19)