第62談 変革のモチベーション

文字数 1,361文字

(遅めの)おはようございます。

自民党の総裁選は予想通りだったとは言え、正直ガッカリしました。
国民どころか党員の意向も切り捨てた派閥中心のあり方は、昔から変わらない自民党そのまま。
年寄りが多いと、変われないし、変わりたくない。変えること自体が怖いんだなと痛感した次第です

その一方で、千葉市長時代から注目していましたが、千葉県の熊谷知事がどんどん改革を推し進めていく姿には未来を感じます。
飲食店向けに感染対策の高いハードルを設けながら時短営業を撤廃して経済を回していく考え。その感染対策の指標には「厳しすぎる」「難しすぎる」という声も上がっていますが、県のサポートもちゃんと考えられているし、酒を飲むという「理性の(たが)を外す行為」に対してロジカルに対策を講じる良いアイディアだと私は思います。
ハードルは高くても、こういった試みがある程度の成果を挙げていけば、きっと全国的な指標となっていくことでしょう。
ロジカルやデジタルが苦手な既得権にしがみついた爺さんたちからはこういうアイディアは生まれませんし、たとえ専門家がアイディアを出しても握りつぶすだけ。

私は、COVID-19のパンデミックは、ヒトとウイルスの知恵比べではないかと感じています。
その原因は、もしかしたらヒトが作りだした細菌兵器(ウイルスと細菌は違いますが)なのかもしれませんが。
その対策は、過去の経験も生かしながら——感染症の専門家の貴重な経験を切り捨てたダイアモンドプリンセスの人災を忘れてはいけません——も、過去の常識には囚われずに知恵を絞って新しいアイディアを出し合って対策を講じ、困難や試練に負けずに改革や変革を推し進めていく。
それには柔軟な思考と、負けない心=モチベーションが必要。

一方で、自分自身の足元を見つめると、計画していたことさえ——いろいろ障害があったとは言え——何かと言い訳をしながら先延ばしにしているモチベーションの低さ。
9月から配信予定だったPodcastも機材などの環境は整いながらも一歩踏み出せずに、来春からのスタートに先延ばししました。
やっぱり自分も、変われない、変わりたくないジジイの一人なのかな?

そんな情けない自分ですが、ドラムだけは指のリハビリを続けながら練習を重ねるうちに、この2ヶ月で少しずつ復活してきました。
60歳を過ぎて数十年ぶりに叩き始めた頃には「もう死ぬまで絶対に叩けることはないだろう」と思っていたブレッカー・ブラザーズの"Some Skunk Funk"を、少しずつ叩けるなるまでに回復してきましたので、どこかで自身の演奏の動画配信を考えています。

https://www.youtube.com/watch?v=UIGsSLCoIhM
(URLはYouTubeにアップされたご本家の演奏。自分はなぞっているだけなのでこのレベルには程遠いですが)

とは言え、今日みたいに台風が近づいて気圧が大幅に低下している日は家で大人しくしているしかありません。
今も脳みそが水の中に浮かんでいるみたいな感覚。
普通の人に説明するなら、軽い時化(しけ)の状態の海で大型のフェリーに乗っているみたい……と言ったら分かり易いでしょうか?

これをアップしたら、少し横になります。


老人は死なず、でも今日は休みます
(2021.10.1)
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