第９９談 初心忘るべからず
文字数 1,994文字
こんにちは。
長い間放置しいていたため、今や文字通り「老人の独り言」になった感のあるこの雑記も、今回で99談となりました。
皆さん、一昨日の皆既月食はご覧になりましたか？
皆既月食と天王星の惑星食が重なるのは安土桃山時代以来とか？
真義真言宗の開祖である興教大師覚鑁上人の『月の十徳』には、「月の円満なるが如く、自心も欠くることなし」とありますが、442年前の人々は、円満な月が欠けていく様子をどんな気持ちで眺めていたのだろう……と不思議に思いました。
21世紀の今、こうして天体ショーを愉しむことの出来る私たちは恵まれているとつくづく感じます。
一方で、海の向こうの戦争は先が見えず、国内にも月どころではないと思う方も大勢いらっしゃるでしょう。昨日も北関東から東北にかけて地震があったり、新型コロナウイルスの感染が再び増加傾向にあって第８波の到来か……とも報道されています。
それでも時は動いていきます。アメリカでは中間選挙の結果が間もなく明らかになりますし、10日後にはカタールでサッカーワールドカップが開催されます。
話題を変えて、今日はここNOVEL DAYSでの執筆の話。
私はここしばらく新作を書いていないのですが、あらためて自分のアトリエの作品を☆（イイネ）やPVやコンテストの結果にもとづいて並べ替えてみました。
二作目にして事実上の処女作と考えている『Ai needs Yu（アイ・ニーズ・ユー）』に☆（イイネ）の数こそ届きませんが、初めて挑戦した長編小説『リトル・ウィング』は、74も☆（イイネ）を頂き、3万PVを超えるほど多くの方に読んでいただけていたんですね。本人も忘れかけていましたが、読んでくださった皆さまに感謝を込めて二番目に並べました。
この『リトル・ウィング』のことは以前にも書きましたが、何人かの作家さんに背中を押ししてもらいました。背中を押すと言うよりも手を取って引っ張ってくれた方もいましたし、私自身、この執筆中に随分勉強させていただきました。
初の長編小説ということもあって、読み返してみると直したいところは沢山ありますが、コロナ禍で前半戦が中止になった2020年のF!グランプリを描いた歴史改変ストーリーの流れは、理由は異なりますが常勝のメルセデスとルイス・ハミルトンが失速し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがシーズンをリードするという展開が、二年後の今年のF!の様相と不思議なほど重なっています。
執筆後に書き添えた角田裕毅君のことはちょっと期待しすぎた感はありますが、今年2年連続でチャンピオンになったマックス・フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスがモナコGPで優勝したように、もし角田選手がレッドブルに乗ることが出来ればモナコで優勝する可能性も全くゼロとは言えません。今はとりあえずなんとか来年のアルファタウリに首が繋がった状態ではありますが、まだレッドブルの一員ですし。レッドブルやモータースポーツ界の期待が大きすぎたために、期待外れになってしまった感はありますが、彼はまだ若いし来年で三年目。F1では新人ながらすでに実力の片鱗を見せつけているオランダ人ニック・デ・フリースをチームメイトに迎え、来年はどんな活躍を見せてくれるか？ 今後の大化けを期待しましょう。
話を戻します。
『リトル・ウィング』の執筆は２年前の春から夏の時期でした。コロナ禍だったとは言え、自宅待機期間を終えた後で、定年退職前の私は毎日フルタイムで働いていましたので、執筆の時間帯は早朝の5時から7時がメインでした。それだけに、定年退職したら当時の何倍も執筆できるに違いない……と当時は考えたものですが、現実は？
明日にしようか？ 来週でも良いか……と先延ばしにするうちに時間はあっという間に過ぎていきます。
迷ったら出発点に戻る……というのは物事の基本です。
モチベーションが低下したと嘆く前に初心に帰る。
イイネが付かなくても、PVが伸びなくても、一人でも読んでくれる人がいたら書かせていただく……それが自分のポリシーだったはず。
この時期にあらためて自分の過去を見返ることで、たとえ僅かずつでも毎日継続することの大切さを思い出させてくれました。
実は、皆既月食を眺めながら思い出したのが、水瀬そらまめさんの『月光読書』でした。久しぶりに読ませていただいて励まされました。私のように心のオアシスとして、そらまめさんの詩に勇気づけられている人も少なくないと思います。『月光読書』の12万PVは、ランキングの浮き沈みにめげずにずーっと書き続けている継続の証しではないでしょうか。
NOVEL DAYSで書き始めて来春で３年を迎えますが、ここで初心に帰ってこれからも執筆を続けていきたいと思います。
少しずつでも一歩ずつでも。
老人は死なず、初心に帰ってまた一歩から
(2020.11.10)
長い間放置しいていたため、今や文字通り「老人の独り言」になった感のあるこの雑記も、今回で99談となりました。
皆さん、一昨日の皆既月食はご覧になりましたか？
皆既月食と天王星の惑星食が重なるのは安土桃山時代以来とか？
真義真言宗の開祖である興教大師覚鑁上人の『月の十徳』には、「月の円満なるが如く、自心も欠くることなし」とありますが、442年前の人々は、円満な月が欠けていく様子をどんな気持ちで眺めていたのだろう……と不思議に思いました。
21世紀の今、こうして天体ショーを愉しむことの出来る私たちは恵まれているとつくづく感じます。
一方で、海の向こうの戦争は先が見えず、国内にも月どころではないと思う方も大勢いらっしゃるでしょう。昨日も北関東から東北にかけて地震があったり、新型コロナウイルスの感染が再び増加傾向にあって第８波の到来か……とも報道されています。
それでも時は動いていきます。アメリカでは中間選挙の結果が間もなく明らかになりますし、10日後にはカタールでサッカーワールドカップが開催されます。
話題を変えて、今日はここNOVEL DAYSでの執筆の話。
私はここしばらく新作を書いていないのですが、あらためて自分のアトリエの作品を☆（イイネ）やPVやコンテストの結果にもとづいて並べ替えてみました。
二作目にして事実上の処女作と考えている『Ai needs Yu（アイ・ニーズ・ユー）』に☆（イイネ）の数こそ届きませんが、初めて挑戦した長編小説『リトル・ウィング』は、74も☆（イイネ）を頂き、3万PVを超えるほど多くの方に読んでいただけていたんですね。本人も忘れかけていましたが、読んでくださった皆さまに感謝を込めて二番目に並べました。
この『リトル・ウィング』のことは以前にも書きましたが、何人かの作家さんに背中を押ししてもらいました。背中を押すと言うよりも手を取って引っ張ってくれた方もいましたし、私自身、この執筆中に随分勉強させていただきました。
初の長編小説ということもあって、読み返してみると直したいところは沢山ありますが、コロナ禍で前半戦が中止になった2020年のF!グランプリを描いた歴史改変ストーリーの流れは、理由は異なりますが常勝のメルセデスとルイス・ハミルトンが失速し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがシーズンをリードするという展開が、二年後の今年のF!の様相と不思議なほど重なっています。
執筆後に書き添えた角田裕毅君のことはちょっと期待しすぎた感はありますが、今年2年連続でチャンピオンになったマックス・フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスがモナコGPで優勝したように、もし角田選手がレッドブルに乗ることが出来ればモナコで優勝する可能性も全くゼロとは言えません。今はとりあえずなんとか来年のアルファタウリに首が繋がった状態ではありますが、まだレッドブルの一員ですし。レッドブルやモータースポーツ界の期待が大きすぎたために、期待外れになってしまった感はありますが、彼はまだ若いし来年で三年目。F1では新人ながらすでに実力の片鱗を見せつけているオランダ人ニック・デ・フリースをチームメイトに迎え、来年はどんな活躍を見せてくれるか？ 今後の大化けを期待しましょう。
話を戻します。
『リトル・ウィング』の執筆は２年前の春から夏の時期でした。コロナ禍だったとは言え、自宅待機期間を終えた後で、定年退職前の私は毎日フルタイムで働いていましたので、執筆の時間帯は早朝の5時から7時がメインでした。それだけに、定年退職したら当時の何倍も執筆できるに違いない……と当時は考えたものですが、現実は？
明日にしようか？ 来週でも良いか……と先延ばしにするうちに時間はあっという間に過ぎていきます。
迷ったら出発点に戻る……というのは物事の基本です。
モチベーションが低下したと嘆く前に初心に帰る。
イイネが付かなくても、PVが伸びなくても、一人でも読んでくれる人がいたら書かせていただく……それが自分のポリシーだったはず。
この時期にあらためて自分の過去を見返ることで、たとえ僅かずつでも毎日継続することの大切さを思い出させてくれました。
実は、皆既月食を眺めながら思い出したのが、水瀬そらまめさんの『月光読書』でした。久しぶりに読ませていただいて励まされました。私のように心のオアシスとして、そらまめさんの詩に勇気づけられている人も少なくないと思います。『月光読書』の12万PVは、ランキングの浮き沈みにめげずにずーっと書き続けている継続の証しではないでしょうか。
NOVEL DAYSで書き始めて来春で３年を迎えますが、ここで初心に帰ってこれからも執筆を続けていきたいと思います。
少しずつでも一歩ずつでも。
老人は死なず、初心に帰ってまた一歩から
(2020.11.10)
