第4談 最高のネコムービー!

文字数 1,297文字

おはようございます。
今日は第2談の時に予告したネコムービーの話。

私はペンネームが猿実のくせに大のネコ好きです。プロフィール画像でバレバレですが。
ネコを新しい家族として迎え入れることに他の家族の同意が得られず、今はネコカフェ専門ですが、子供の頃は11匹のネコと一緒に暮らしていました。
その11匹の頂点に君臨していた白猫のチロは、子猫を襲おうとした大型犬に噛みついて撃退したり、夜中に庭に潜んでいた泥棒を追い払ったり、我が家の守り神のような存在でした。いつかそんな話も書いてみたいと思います。

そんなネコ好きの私ですが、ネコ映画には少々否定的でした。
猫可愛がりじゃありませんが、制作者がネコ好きだと自分の作品も甘やかしたくなるのか、いい大人が「ねこちゃ〜〜ん」と理性を失ってしまう様子がスクリーンから垣間見えることが多かったからです。(笑)

そんなネコムービーには厳しい目を向ける私も、『ねこタクシー』だけは結構好きでした。
そしてこれからお話しするイギリス映画も『ねこタクシー』同様に書籍『ボブという名のストリート・キャット』の映画化です。しかしこの物語は小説ではなくノンフィクション。
本もベストセラーになっていますし、主猫公のボブは作者と共に来日していますからご存じの方も多いと思います。この先はボブを知らない方のために書きましょう。

邦題は『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
この映画に出逢ったときに原作を知らなかった私は「最高のネコムービーだ!」と心の中で叫びました。
☆4つ半です。(後から加えました)

ほのぼのとした物語ではなく、かなりヘヴィーな内容ですが、少しだけ触れておきます。
ミュージシャン志望の主人公ジェームズはハードドラッグに手を出してしまいホームレスに。そんなジェームズはソーシャルワーカーからあてがわれたアパートに住み始めますが、そこに一匹の野良猫が居着いてしまいます。隣人のベティにボブと名付けられた彼はジェームズにまとわりついて離れません。仕方なく一緒に路上ライブを開始すると大喝采。そしてジェームズとボブのコンビは一躍人気者に。
ところがそれからが大変です。隣人のベティが信じられなくなり、助けたつもりだった友達は麻薬中毒で亡くなり、ジェームズは再びホームレスに。
ボブはそんなジェームズに寄り添い、共に困難を乗り越えていく。その先はどうぞ映画をご覧ください。

と言うわけで、単なるネコムービーではなく、人間と動物の関係を超えたジェームズとボブによる最高のバディムービーになっています。
そして何より驚きなのは、当初プロのネコタレントが演じるはずだったボブ役を、実際のボブが見事に演じていること!

きっとこの映画だったら、ネコが苦手な人でも好きになるのでは?

実はこの映画の続編が去年制作され、その『ボブという名の猫2 幸せのギフト』は今年公開予定……の筈ですが、どの後どうなったのでしょう?
どなたかご存じでしたら教えてください。
https://eiga.com/movie/94360/ ←URLは予告動画です

いやぁ、ネコってほんとに可愛いもんですね。

老人は死なず、ただ目尻を下げるのみ
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