第87話 CATV最後の収録
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島根に帰ってから、すぐにケーブルテレビ番組の最後の収録があった。ロケ場所は「柴犬の聖地・石号の里」。
石号を飼っていた下山信市さんのお孫さんの博之さん、日本犬保存会島根支部長の柳尾さん、益田市役所の松本さん、そしてぬくもりの里二川の潮会長、二川公民館の小原館長、猟師の木原さん、地元の郷土史会の斎藤さんなど、主要メンバーが大集合での撮影となった。
今回の収録分は、第11回と第12回と、2回にわたって放送される。
テーマは11回目が、「石号はなぜ柴犬のルーツになれたのか?」。
そして最終回は、「石号の地域資源としての可能性」である。
どちらのテーマも、1年以上前に提案したものだが、当時は、地元の方が、「石号」で地域おこしに取り組まれることなど夢にも思っていなかった。が、図らずも、ぴったりの内容となっていた。
まずは「石号は、なぜ柴犬のルーツになれたのか?」
これは、ズバリ「石号は、『強運』だったから」だと思う。しかし、企画を立てた頃に感じていた『強運』とは、まるで意味合いが違う。
当時は、こう思っていた。
次号に続きます。