第99話 石像は、二体に!
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嬉しいことに、石号の石像は「下山さんの家」と「美都温泉」の2箇所に設置されることとなった。その距離は、約4キロ、車で5分ほどだ。
おいでになる方には、1体だけでなく、せっかくなので、両方の石像を見ていただきたい。
「下山さんの家」では、自然に恵まれた環境の中、当時の石号の暮らしに思いを馳せてもらいたい。
また「美都温泉」周辺は、「道の駅」や「飲食店」「産直市」もあるので、ゆっくりと観光地としても楽しんでいただきたい。
そこで、私は小原館長さんはじめ二川の皆さんに、「来られた方々が、両方に行きたくなるような仕掛けというか、物語を『石像』に込めてはどうでしょうか?」とご提案した。
たとえば、ディズニーランドの「隠れミッキー」のように、石像のどこかに何か秘密のデザイン(四つ葉のクローバーとか??)や言葉が彫られていて、それを見つけたらラッキー!とか。
何しろ「石号」は、数ある山出し犬の中から、不思議なご縁の巡り合わせで、柴犬のルーツとなった「強運の犬」である。その「強運」に、訪れる方にもぜひあやかっていただきたい。
ただ、石像にどのような細工が可能なのか、あるいは、そういうこと自体、すべきでないのか、よくわからない。
そこで、神取さんに直接、お伺いしてみることとなった。
次号に続きます。