第102話 神取さんの石工房にて
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工房の事務所には、これまで神取さんが制作された、犬や猫のかわいらしい石像がずらりと並べられていた。
オーダーメイドやセミオーダーで、このようなペットの石像なども作られているとのこと。
石の工房は初めてだが、機材や石材がたくさんあり、天井も高く、思った以上の広さと大きさで迫力があった。
ここで、石号の石像が2体作られていた。
ひとつ目の石像は、「荒落とし」という段階で、石号の形がなんとなく現れていた。そして、急きょ 決まったふたつ目の石像は、まだ四角い石のままだった。
【「荒落とし」の石号の前で、神取さんと】
【この石材が、2体目の石号に・・】
共に、石材は茨城県産の真壁石を使用とのことで、実際に採石場まで足を運ばれ、現地で厳選されたとのこと。
真壁石は、青みのある美しい白色で、優しくて温かい感じのする石材であった。素人ながらも、石号になるには、ふさわしい石材だな〜と思った。
この2体が完成するのは、あと数ヵ月とのこと。とても楽しみである。
しかし、それよりも何よりも、実は神取さんは、石号の石像作りで、かなりご苦労されていたのだ。
次号に続きます