紅茶を淹れるverスリランカ式

文字数 609文字

 こちらも基本は英国のゴールデンルールと一緒です
 違うのは使用する茶葉の量と抽出時間

 スリランカでは通常量の

2

を使用します
 それでいて

1

と短いです

 このような淹れ方になるのは、

が多いからだそうです(ティーバッグによく使われる茶葉)

 そもそも、スリランカは紅茶の生産量が圧倒的
 日本もイギリスもフランスも、この国から茶葉を仕入れて自国でブレンドします

 結果、現地人が飲む茶葉は商品価値が下がったダスト――高く売れないモノとなるわけです
 とはいえ、その品質は折り紙付き

 もっとも、たとえ大きな茶葉でも抽出は1分で済ませるそうです
 その理由はカフェインやタンニンといったお茶の旨み成分は高温でしか抽出されないから―^-すなわち、温度が下がったお湯(1分以降)に浸けておくのは無意味どころか、余計な雑味を引き出すだけとのこと

 とはいえ、こちらは知り合いのスリランカ人から聞いた話なので必ずしも正しいわけではありません
 ただ、スリランカ産の紅茶を扱う日本の有名店でもこの淹れ方をしていました

 そして、肝心のお味はというと……
 不思議なことに他国の淹れ方とそう変わらないんですよね
 茶葉の量が2倍で抽出が1分と明らかに淹れ方が違うのに、味の違いを見極めるのは非常に困難

 ですので、時間を優先させたい際は試してみる価値ありです
 また、茶葉を早く消費したい時にも使えるかも?
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