紅茶を淹れるver英国式

文字数 1,473文字

 茶葉でもティーバックのようにカップで淹れることはできます
 また、鍋の中で大量に淹れることだって――

 ポットが使われているのはあくまで便利だからに過ぎない
 あと、ついでにオシャレだからも加えておこう

 ちなみに、美味しい紅茶の淹れ方として5つのゴールデンルールが設けられています
 個人的には、こういったモノが敬遠される理由の一つではないかと思ったりしますが……

 要約してしまうと――

 ポットは温めて使う、茶葉は良質なものを使う、茶葉の量は計る、お湯は沸かしたてを使う、蒸らす時間を取る

 非情に簡単というか、当たり前のことだったりします

 一応、このゴールデンルールには21世紀版というものがあり
 そこではもう少し踏み込んだ記載がされています

 硬水(ミネラルウォーター)を使わない、プラスチックのカップを用いない、一杯に対して茶葉は2gを目安にたっぷり使う、3~4分しっかり蒸らす、牛乳は低温殺菌のものを使用し紅茶より先に入れる、砂糖は最後に加える、60~65℃が飲み頃などなど

 他にも、ポットを温める最善の手段として電子レンジの使用を勧めていたり現代的です
 しかしながらご家庭――特に一人暮らしのマンションなどでは電気ケトルと同時使用できないので、注意が必要(ブレーカーが飛んでしまう)

 とまぁ、こだわりたい方はご自分で検索するのをお勧めいたします
 結局、嗜好品なんてものは個人の好みに左右されますので、ご自分にあった淹れ方があればそれこそが最適です

 その為にも、まずはゴールデンルールに従って淹れてみましょう

1:沸かしたてのお湯をヤカンor鍋or電気ケトルで用意(できればたっぷり)
2:それをポットの1/4以上注ぎ、30秒は温める(ポットに水を入れ、電子レンジでもOK)
3:温めたポットに茶葉を加える(お湯は捨てる)
4:そして、お湯を勢いよく注いで蓋をする(茶葉の100倍程度、3gなら300cc)
5:蒸らす時間は茶葉によりけり、だいたいパッケージに記載されています(基本4分、茶葉の大きさで調整する)

 時間になったら、茶こしを通してカップに注ぐ
 英国式だと茶葉がポットに入ったままですので、時間経過と共に濃くなっていきます
※1杯目は香り、2杯目は味、3杯目はミルクティーという考えがあったりなかったり
 あまりに濃い場合はお湯で割ったり、ミルクを加えていただきます(差し湯をくださいと言えば貰えるはずです)
 
※最近は茶葉を抜いてあるお店が多いですが、それはスタイルの問題であってサービスが良いとかではありません
 基本的に英国式は茶葉がいれっぱなし(決してサービスが悪いわけではない)

 上記のように淹れて、納得がいかなければお湯の量から変えていきましょう
 当たり前ですけど、一度に色々と手を付けると訳がわからなくなります

 そこでどうしてお湯かと言いますと、正確な計量が面倒くさい(難しい)からです

 茶葉は毎回同じスプーンを使えば容易に固定できます
 蒸らす時間はキッチンタイマーを始め、色々と手段があります
 ですが、お湯は熱いので量るのは危ないです
 それにポットを温めたりするのにも使いたいので、最初から量るのも容易ではありません
 そういった理由から、私はお湯の量を変えていくのをお勧めします
 ポットの半分より上か下かという具合に、目測でいいので自分のベストを見つけてください

 ちなみに薄くなるよりは濃いほうがいいです
 お湯で薄められるのは勿論、牛乳なり入れてアレンジできますからね

 そういった意味でも、紅茶を淹れる際は目盛り付きのコーヒーサーバーが便利なのです
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