台湾茶(日月潭、蜜香紅茶、台湾四大銘茶~東方美人、凍頂烏龍茶など)

文字数 1,178文字

 タピオカミルクティーのブームを受けて、少し日の目を浴びた気がします
 中でも「蜜香紅茶」と「|日月潭」は名前を含めて人気
 他には「鉄観音紅茶」や「紅玉紅茶」など
 基本的に色合いが濃く、香り高いのが特徴的
 ただ、購入できる店舗が少ないのが難点です
 加え大容量の規格(パッケージ)も少なく、専門店が近くにない場合はネット通販に頼ることになるでしょう
 また、お値段も比較的高め

 文化としては中国に近く、お茶のみを楽しむ感覚に思えます
 実際、台湾には紅茶に限らず様々な「お茶」が嗜まれています
 
 その中でも代表的なのが台湾四大銘茶
 
 1番有名なのはおそらく「東方美人」でしょう
 こちらは紅茶に似た味わいを持っていますが、分類的にはウーロン茶
※同じ茶葉でも完全発酵すると紅茶、半発酵でウーロン茶、無発酵だと緑茶になる
 ただ、発酵度が50~70%と高め
 西洋では「オリエンタルビューティー」と呼ばれて人気
 フルーティーな爽やかさと甘さが特徴です
 
 次は「凍頂(とうちょう)烏龍茶」 
 発酵度20~30%の中発酵茶
 水色は透き通る黄金色で、まさしく中国茶といった具合です
 ウーロン茶ではありますが、味は緑茶に近いように思われます
 とはいえ特有の青臭さがなく、フルーティーな爽やかさからまったく違う印象
 
 残りの「木柵鐵觀音(もくさくてっかんのん)茶」と「文山包種茶(ぶんさんほうしゅちゃ)」は同じくらいの知名度ですかね?
  
 木柵鐵觀音は30~50%の中発酵茶
 ウーロン茶特有のポリフェノールが多いことから、ダイエットに最適とも
 お味としてはほうじ茶に近いですが、爽やかで甘みすら感じられる香り
※柑橘系に近い香りと云われています
 なので、脂分を多く含んだ料理と相性が良い

 文山包種茶は15%の軽発酵茶
 その為、緑茶に味わいとなっています
 実際、苦みや渋みも少なく、多くの日本人が抵抗なくいただけるかと
 水色も薄い黄金色で、ウーロン茶と云われても首を捻る仕上がりです
 お茶のみで楽しみたい逸品
 
 ちなみに台湾茶に限らず、紅茶以外の「茶葉(ハーブ含む)」は熱湯が推奨されません
※モノによって60~90℃と幅広いので、商品の説明文を必読
 日本の緑茶や玉露もそうですが、少し低めの温度帯で淹れることになります
 その為、カフェインの抽出がされず甘く柔らかい口当たりになるとも

 ――とまぁ、長々と語りましたが日本での知名度はどれも低いです
 おそらく、可愛らしかったりオシャレなパッケージを扱うブランドがないからでしょう
 いわゆるお茶屋さんの簡易包装が多く、地味なのが難点
※台湾紅茶の老舗「嶢陽茶行(ヤオヤンツァーハン)」が西洋ブランドのようなデザイン缶を扱っているも日本店舗はなし
 またフレーバーティーもないので、どうしても通向けになりがちです
 初心者を引き付けるには、やはり魅力的な外観とわかりやすい香りが必要になります
 当然ですが、お茶の味と名前を覚えるのはとても大変ですので
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