紅茶の仲間たち~緑茶・烏龍茶・白茶・ルイボス・ハニーブッシュ~

文字数 1,315文字

 紅茶とは少し違ったお茶について

 近年では大手メーカー・ブランドに行くと同じ名前の商品でもルイボス、緑茶、紅茶、白茶、烏龍茶と選べたりします(フレーバーティーで)
 どれを選ぶかは完全に好みですが、一般受けするのはやはり紅茶でしょう

 緑茶は単純に日本人だと抵抗を覚える人が多いです
 桃やミントの香りがする緑茶や砂糖を入れた甘い緑茶
 それらは不味いとかではなく、なんとなく嫌という意見をよく聞きますので、買う前に試飲することをおすすめします
 
 烏龍茶も同様
 代表的なモノで白桃烏龍茶がありますが、その

――慣れ親しんだ味と風味があるのに、そこにそぐわない甘い香り
 その乖離(かいり)に抵抗感を覚える人は意外と多いようです
 似たような話はお酒でもありまして、カシスウーロンやピーチウーロン(レゲエパンチ)などの烏龍茶でお酒(リキュール)を割るカクテルが苦手な人は結構います

 ただ種類を問わず、『お茶』には砂糖を入れて飲むのが世界的にはスタンダード
 コンビニのペットボトルや缶でさえ、『お茶』には砂糖が入っています
※なので、海外で緑茶や烏龍茶を買う際は表記をよく見る必要がある
 もっとも、世界的な健康ブームのおかげで近年では無糖のお茶も世界で飲まれるようになってきました
 特に先進国では健康志向が高いので、ノンカフェイン、ノンアルコール、ノンシュガーは人気です
 

 白茶はあまり聞かないかもしれませんが、元となる木は紅茶・緑茶と一緒です
 簡単に言いますと


「品質による等級」で少しやった、シルバーチップのみの紅茶と考えていいと思います

※中国では製法や発酵度合いで青茶・黒茶・緑茶・紅茶・白茶・黄茶で分けられる「六大茶類」という言葉がある。もしかすると、元来の白茶と紅茶メーカーが使う白茶は解釈が違うかもしれません。
 
 通常の紅茶よりもお値段が高く、淹れ方もお湯の温度がやや低めと手間が多い
 そして、個人的にはあまり好きな味でもなかった……(紅茶の福袋に入っていたけど、飲み切れなかったです) 
 なんといいますか、玉露に似た独特な雰囲気
 水色も薄く、言い方は悪いですが茶葉も相まって「こんぶダシ」のよう
 味よりも香りを楽しむようで、水出しが推奨されていたりします
 当然、本場中国ではあり得ない淹れ方ではありますけど
 ちなみに、白茶は様々な健康や美容効果が得られる為、そういった目的で飲まれる方が多いようです(日本では)
 
 
 そして、ルイボスティーはそもそも元となる木からして違います
 なので、正確には「お茶」ではなく「ハーブティー」の分類
 その為、嗜好品としてよりも美容・健康を重視して飲む方が多いです
 実際、そういった方面の情報誌でよく見かけますので、圧倒的に女性のほうが好みます
 肝心の味はやや薬っぽいといいますか、独特な風味
 またノンカフェインなので、カフェインアレルギーの方が選ぶこともあるようです

 また、そのルイボスの仲間で「ハニーブッシュ」というモノもあります
 事実、ルイボスの親戚なので風味から味わいまで似た雰囲気を持っています
 ただ名前から想像できる通り、蜂蜜に似たほんのり甘い香りが特徴
 専門店に限らず、スーパーでも見かけますので興味がある方はどうぞ
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