ロイヤルミルクティー

　カフェだけでなく、ペットボトル飲料でも見かけるロイヤルミルクティー
　でも、どういったモノをそのように呼ぶのか？

　そもそも、ロイヤルミルクティーという言葉は和製英語
　そして、日本でroyal(ロイヤル)という単語が使われる場合
　だいたい（英国）王室を表す意味合いになります
（紛らわしいけど、忠実、誠実という意味を持つloyal(ロイヤル)もある）
（ややこしいことに、王室を表すフランス語はroyal(ロワイヤル)である）

　転じて、英国式ミルクティーor王室のミルクティー

　日本だとたいそうな名称ですが、海外的にはチャイに分類されるんですよね
　もしくは、シチュードティーと呼ばれたり
　何故なら、鍋に入れた牛乳で紅茶を煮出すからです

　日本だと、先にお湯で煮出したあとに牛乳を入れることが多いみたい
　なんでも、牛乳だけでは茶葉が美味しく開かないとか

　というわけで、

ロイヤルミルクティーとは牛乳の割合が多い紅茶

と判断して問題ないでしょう
　通常のミルクティーだと紅茶の一割くらい
　でも、ロイヤルミルクティーは５～１０割が牛乳となります
　それと鍋で煮出した場合は紅茶の味が濃く抽出されますね

　お店によっては鍋を使わないでカップで淹れるところもあります
　また、牛乳だけで淹れるところも――
　沸かした牛乳に通常の倍の茶葉を入れて軽く混ぜ、蓋をして４～５分待つという感じ
　ミルクティーの場合は濃くなるのは歓迎ですので途中でもう一回、スプーンを使って混ぜる
　飲む際は茶こしを通して別のカップへ
　少しでもいいので、砂糖を入れたほうが味に深みがでます
（お店によっては泡立てた生クリームが入っていたり）

　当たり前ですけど、ティーバッグでも作れます
　ただ、茶葉のような

濃さ

が出ないのであまりお勧めはしません
　個人的に茶葉(リーフ)で淹れる良さは、ストレートよりもミルクティーを始めとしたアレンジティーにあると思っています
　他のモノを添加しても、負けない強さとでもいいましょうか
　ですので、ミルクティーが好きという方は茶葉で淹れるのに向いていると思いますよ

　ちなみに、どの種類の茶葉がロイヤルミルクティーにいいかと言いますと……
　アッサムやケニア（特にC.T.C.と記載されているもの）の茶葉が適していると思います
　茶葉についてはまた今度やりますので、とりあえず名前だけの紹介で