レンタル執事について

文字数 781文字

 これまた単語だけで完結している気がします
 人材派遣サービスの執事版
 というより、恋人代行サービスの亜種といったほうが正しいでしょうか?

 始まりはレンタル彼女や彼氏といった恋人代行サービス
 加え、執事喫茶を始めにフィクションにおける執事ブーム
 実際、レンタル執事というフィクション作品も先にあったそうです

 ただ、こちらも2パターンある気がします
 執事喫茶が本格派と萌系メイド喫茶の執事版に分かれるように――
 レンタル執事は家事代行サービスの派生とレンタル彼氏の派生に分かれています

 前者に求められるのは給仕能力
 さすがにレンタル執事を呼んで、部屋の掃除や一般的な家事をさせる人は少数派でしょうから
 基本的にお茶会などのイベントか、自宅での紅茶やデザートのサービス+お喋りがメインになるでしょう
 他には、ホームパーティーでのお料理と給仕
 また、それに伴ってお料理教室やお菓子教室を行うことも
 
 一方、後者はお買い物
 一緒に歩いて荷物持ちをしたり、車で出迎えて移動したり
 基本的に連れて歩くのが目的になっていると思われます
 その結果、執事を連れて歩くのに相応しいお店がないと中々活かせない問題があるかもしれません
 庶民派のお店や場所に連れて歩いても悪目立ちするだけなので
 他にもイベントに同行したり、オフ会に付き添ったり
 話のネタにできるボディガート的な役割が求められるケースもありますね
 
 正直、レンタル執事はメジャーにはならないでしょう
 ビジネスとはいえ男性を自宅に招いたり、1対1になることに抵抗を覚える女性は多いからです
 また、レンタル執事の多くはイケメンじゃありませんし若くもありません
 これに関しましてはリアルな執事を求めるか、フィクションの執事を求めるかの問題ですね

 もっとも、日本における執事のイメージはどうしたってフィクションに偏りがちになりますが
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