砂糖を入れる(蜂蜜、カソナード)

文字数 887文字

 紅茶には砂糖ではなく、蜂蜜を入れるという選択肢もあります
 ただ、モノによっては水色が黒ずんだりします
 これは紅茶のタンニンと蜂蜜の鉄分が結びついてしまうことが原因です
※タンニンはレモンの酸とも反応。その場合は水色が薄くなります

 でも、特に害はないようです
 鉄の吸収を妨げはするけど、鉄分の摂取が目的で蜂蜜を取る人はいないでしょう
 ただ、貧血が気になる人は気を付けたほうがいいかもしれません
 紅茶に限らず緑茶など、タンニンの多い飲み物は食事と一緒に取らない
 飲むなら食後1時間はあけること
 もっとも、実は問題ないという説や研究もありますが

 閑話休題

 紅茶に蜂蜜を入れると黒ずむ
 だからこそ、ミルクティーに入れると亜麻色に変化する
 それがキャンブリックティー
 でも、日本だとハニーミルクティーって呼ばれるほうが多いかもしれません

 ちなみに、蜂蜜は花の種類によって味や成分が変わります
 透明で奇麗な蜂蜜色のアカシアから、白く濁ったホワイトクローバー
 他にもれんげ、ラベンダー、栗、ソバ、みかんと様々です
※健康・美容の分野で注目のマヌカハニーはマヌカの花から採取
 だから、これらのアレルギーがある人は注意が必要
 
 特に表示がされていない場合はブレンドもの
 それと1歳未満の子供には蜂蜜はNG(ボツリヌス菌がどうだらとのこと)


 最後に特殊な砂糖として、カソナードの紹介
 たぶん、お菓子作りをする人じゃないと知る機会もないと思われますが
 簡単に言うと粗糖――精製していない砂糖のこと
 英語で言うとブラウンシュガー、日本だと赤砂糖、きび砂糖

 基本的にはクリームブリュレの表面――カラメリゼに使われる独特の風味があるフランス生まれの砂糖
 日本だと上記の用途でしか見かけないが、フランスだとガレットやタルトを始めとした焼き菓子やフルーツのコンポートなどに使われたりしています

 独特すぎる風味とコクからして、紅茶にはあまり合わない
 けど、スパイスと一緒に煮出すチャイに入れると素晴らしい味を引き出してくれる
 ミルクティーと合わせてもグッド
 それだけで、チャイのような深みのある味にしてくれます
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