紅茶における砂糖の是非

文字数 726文字

 紅茶に限らず、砂糖を入れるのが邪道と仰る方がいます
 通であれば無糖を好み、ストレートで素材の味を楽しむべきだと
 
 ですが、私はその考えに否定的だったりします
 そもそも、

です
 
 実際、料理の世界では素材の味を活かすだけなら和食で充分という言葉もあったりなかったり
 また、お茶に砂糖を入れないのは日本を始めとした極一部の文化でしかありません
 世界的に見ますと、緑茶やウーロン茶――お茶には砂糖が入れられるものです
※日本でも麦茶に砂糖を入れて飲む地域あり
 
 そして、


 
 それなのに日本の流儀を押し付けて、さも無糖で飲むのが素晴らしいという考えはちょっといただけない
 逆のことをやられて(緑茶に砂糖、カリフォルニアロールなどの寿司)文句を言わないのであれば構わないですけどね 

 更に言えば、紅茶は

です
 各々が好きなように楽しむのが正解なんです
 そうして、そこからオリジナルが生まれ――大勢の人に受け入れられた結果、スタンダードになったモノも沢山あります
 たとえばミルクティーやアイスティーなんかもそう
 もともと、お茶を飲む文化のない地域で生まれました

 というわけで、紅茶に砂糖を入れるのも入れないのも自由です
 イギリスでもミルクティーは無糖に限ると言う人もいれば、甘ければ甘いほど美味しいと主張する人もいます
 また昨今の健康ブームのおかげか、日本のように無糖で飲むお茶が受け入れられるケースもあります
 
 すなわち健康の為に飲むのか、嗜好品として楽しむのか
 それとも、オシャレ感覚で嗜むのか――きっと、各々のスタンスによって紅茶の在り方は違うのだと思われます

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み