フランスのお店その2~ダマンフレール、ニナス~

文字数 1,371文字

DAMMANN FRÈRES(ダマンフレール) 
 1692年創業
 フランスでもっとも長い歴史を持つ老舗ですが、主に高級レストランや一流ホテルへの卸売りのみだった為、一般知名度は低いようです
※自社ブティックを持ったのが2008年

 日本でも小さな会社――それもレストランが独占輸入しているということで取扱店舗は少なめ
 大阪ではティーサロンもやっていますが「ダマン・リュミエール」という名前だけあって日本のレストラン(リュミエール)色が濃いのがちょっと難点
 ずばり、フランスのサロン・ド・テをイメージしていくと裏切られます
※クオリティがどうのこうのではなく、独自的な要素を加えたメニューが多いという意味で
 それとティーポットやカップがブランドではないというのも残念
   
 基本的なパッケージは黒地にワインレッドの縁取りとシンプルでクラシック
※ピンクや緑といった例外もあり
 マリアージュフレール同様、オリジナルのフレーバーティー、ブレンド、緑茶、ルイボス、白茶と幅広く取り扱っています
 比較するとお値段は少し安めですが、それでも高級路線
 ただ100g缶の他に、25~30gのミニ缶があるのが素敵です
 
 お気に入りは「グールース」「ジャルダンブルー」「トゥアレグ」……etc.
 
 ちなみに個人輸入がお勧めだそうです
 また、こちらは商品名に加え(ナンバー)が記載されているので、パリで購入する際も選びやすいとのこと
※№で通じる為、長いフランス語を言わなくて済む上に間違いが少ない


NINA'S(ニナス)
 その前身は1672年創業ですが、紅茶専門店となったのは1965年とのこと
 また自国フランスよりも日本での人気が強かったブランド
 フランスで人気になったのは代表銘柄の「マリーアントワネット」のスペシャル缶が販売された後、そのイメージに合わせてお店をリニューアルしてからだそうです

※もともとは真っ赤な背景に白文字でロゴを記載したシンプルなパッケージでしたが、スペシャル缶はパステルピンクを基調に白い天使の羽が描かれたファンシーなデザイン。その人気を受けて、お店のスタイルすらもそちらに寄りました。

 人気なのはバラとリンゴの香りをつけた「マリーアントワネット」
 
 他にも様々なフレーバーティーに基本的なピュアティーも扱っておりますが、上記が強すぎてあまり話題にはなりません
 なんせブランドカラーすら変え、今ではニナスの代名詞
 その為オリジナルパッケージも沢山あり、それのみでシリーズ化されているほど
※紅茶缶やポットのみならず、ポーチにトートバッグ。ハンドミラーやチャームといった小物まである
 
 ただ、フレーバーは強め
 バラの香りが強すぎて苦手な人もいるので注意が必要

 お値段はフランスブランドの中では廉価です
 缶ではなく、袋で買えば1500円前後(100g)
 例外として、スペシャル缶のマリーアントワネット、ヴェルサイユ・ローズ(バラとグレープフルーツ)、フェット・ドゥ・ヴェルサイユ(蜂蜜とシナモン)が2500円を超えてきます
 
 また、こちらはブランドにしてはティーポットとカップが安いです
※5500~6600円
 難点は可愛らしいファンシーなデザインなので、完全に女性向けというところ
 
 サロン・ド・テに限らず、楽しめるのは関東のみ
 昔は関西にもありましたが、現在では催事のみ出店
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