紅茶を淹れる為のポット

文字数 1,367文字

 紅茶をポットで淹れる際、理想的なのは丸く膨らんだ形だと言われています
 円柱や台形ではなく、丸みを帯びたいかにもポットという形
 正確には、底から側面に広がっているということが大事だとか

 材質は陶器、磁器、ボーンチャイナ、ガラス、銀など

 素材について簡単に説明しますと、陶器は粘土、ボーンチャイナは石+骨、磁器は石、ガラスと銀は言うまでもなく
 ただ、海外では陶器と磁器にそこまで明確な区別がなく曖昧だったりします

 ちなみにボーンチャイナの『China(チャイナ)』は磁器を指しています(磁器が中国から伝わった為)
 『漆器』がjapanと表記されるのと同じ理由ですね

 この中で使いやすいのはガラスでしょうか
 他と比べますと、安くて手入れが簡単ですからね
 難点は保温性が低いところですが、ティーコジ―(ポットに被せる厚手の布製品)を使えば解決できる問題です
 個人的には目盛りのついたコーヒーサーバーで充分
 お湯の計量も簡単にできますしね
 実際便利なので、百貨店などで行われる紅茶イベントでも使われています
 また、工芸茶を淹れるのに重宝します
※工芸茶:乾燥させた茶葉、ハーブ、花を編み込んでおり――お湯の中で花開く細工が施されたお茶

 
 次に手を出しやすい陶器&磁器
 こちらは保温性が高いものの、匂いが染みつきやすいのが難点
 また、吸水性が高いのでなかなか乾かない=カビが生えやすいです
 ただ、紅茶のアクが取り除かれて味がまろやかになるという説もあったり
 比較的、手ごろで様々なデザインあるのが利点です
 とはいえ、趣味じゃない限り手を出すのは躊躇われるお値段
 正直、こだわりがないならガラス性が無難です
 あと、意外に重たいので注意が必要 
 
 
 そして、ボーンチャイナも陶器には劣りますが保温性が高いようです
 真っ白な地肌で装飾がしやすいことから華美、もしくはその白さを活かしたシンプルなデザインが多い
 また日本工業規格(JIS)において細かく定義されている=一種のブランドなのでお値段が高いです
 なかでも、ブランド品のお値段はまさにピンからキリ
 際立つ白さに鮮やかな色彩は目を引きますので、お家にあると幸せな気分になれます
 イギリスはウエッジウッドやエインズレイ、日本はノリタケやナルミといったブランドが人気で有名
 
 
 最後に銀ですが、持ち手を持てなくなるほど熱くなりやすいけど冷めやすくもあるそうです(すいません、銀製だけは買ったことすらありません)
 というか、一般的じゃないですよね銀製のものって
 手入れが大変らしいし、お値段は高いし……
 ただ、憧れはしますよね~


 一応、ポットの材質で紅茶の味は変わりはしますけども、そこまで気にすることはないと思います
 よほど高い茶葉を使うとかしない限り、問題ないレベルです
 他にもコーヒーサーバーで淹れて、茶こしを通してデザイン性の高い陶磁器のポットに移すという方法も取れます(フランス式の淹れ方)
 また紅茶を大きなマグカップで飲む方ですと、300円くらいで売っている小さなガラスポットで充分でしょう
 
 ただ、紅茶をたくさん飲む(一人でも数人でも)
 もしくはオシャレを楽しみたい方はポットを購入するのをお勧めします
 特に国産のブランド『ノリタケ』はアニメとのコラボデザインが沢山ありますので、好きな人には堪らないと思います
 
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