イギリスのお店その2~ハロッズ、アーマッド、ベノア~

文字数 1,699文字

HARRODS(ハロッズ)
 フォートナム&メイソンと同じ、高級老舗百貨店
 ただ、こちらはF&Mと違って紅茶以外の雑貨商品も日本に展開しています 
 それも、場所によっては雑貨しか取り扱っていないほどに
 英国ではクリスマスベア(日本ではイヤーベア)と呼ばれる、年ごとに代替わりするテディベアが人気なんですよね
※1986年より開始
 デザインや名前はもちろんのこと、それぞれに小さな物語があって素敵で可愛いんです

 ――しかしながら、ハロッズは他国企業に買収された上に日本では撤退しております
 
 ただ、撤退に関しましてはイギリスとのライセンス問題ということで、いわゆる英国フェアなどの催事では販売されています
 そちらでもやはり雑貨などが強く、紅茶のスペースは僅かです
 
 そして、紅茶で人気なのはNO.14(ナンバーフォーティーン)と呼ばれるイングリッシュブレックファースト
 ちなみに、私も大好きなのでよく買います
 事実、催事等でも売り切れ筆頭候補
 他にはNO.18のジョージアン・ブレンド、セイロン(NO.16)アールグレイ(NO.42)など
 
 パッケージは昔と今で違いますね
 昔はクラシックなイギリス様式――ハロッズ百貨店を背景にしたものでしたが、現在は少し暗めのピンク色にロゴや文字が書かれているだけ
 お値段はNO.18を除けば、125g缶で2000~2500円かな(NO.18だけ3500と高め)
 
 日本での購入場所は現在だとオンラインのみ
 もしくは英国フェアなどの催事になります
 
AHMADTEA(アーマッドティー)
 創業1953年
 世界5位の紅茶ブランドという大手です
※市場シェアな為、お求めやすく廉価なブランドが強いです。特にペットボトル飲料や業務用のリキッドティーやティーバッグを扱う企業。また、紅茶の消費量が多いトルコやアイルランドで人気のブランド。それらに加え、情報非開示の企業を除いたランクになるそうです。

 ただ、現在では専門店がないからか日本での知名度は低いかもしれません
 それでも、グローサリーショップなどでは定番
 パッケージは深緑の缶にロンドンの街並みを映したもの(蓋の色は商品によってさまざま)
 
 最近は特殊な方法でカフェインを取り除いた「デカフェ」シリーズも出していますが、やはりおすすめは基本のクラシックティーでしょう
 200gで1000~1500円という低価格なので、毎日の一杯には打ってつけ 
「イングリッシュブレックファースト」「ダージリン」は常備するほどのお気に入り
 アールグレイは2種類あるけど、どちらもイギリスらしく香りが強いのでご注意を
 ちなみに、香りが強すぎて飲めない場合は他の茶葉と混ぜて使うといいです
 ストレートで飲みたいのなら、「セイロン」や「市販のダージリン」を
 ミルクティーなら「アッサム」と合わせて
 邪道ではありますが、自家製の即興ブレンドも悪くはないですよ

 他にもフルーツフレーバーティーやハーブティー
 また、ペットボトル飲料と幅広い商品展開をしています
 世界ランク5位だけあってティーバッグの取り扱いも多いです
 更にはオンラインでの販売でも公式から委託まで幅広く対応しています


BENOIR(ベノア)
 伝統と格式を兼ね備えたブランドですが、いつの間にやらイギリスから全事業を譲渡され、日本の会社になっているようです
 というわけで、正確には日本のブランドになるかも?
 なんでもドラマ版の「電車男」で登場したらしく、一時はブームになったとか
 ただ、現在はティールームも閉店
 主に直営店かオンラインショップでの販売のようです
 
 正直、日本だと紅茶よりもスコーンが人気なお店
 中にはクロテッドクリーム目当てで訪れる方もいるくらいです
 
 紅茶のパッケージは黒一色に金文字でロゴなどが描かれています
 価格設定は60g缶、1000~2000円
 イギリスらしいブレンドは「イングリッシュブレックファースト」のみ
 他は基本的なダージリン、アッサム、ウバ、キーマン(キームン)
 加え、単体で置いてあるのは少し珍しいディンブラとニルギリとなっています
 一方、フレーバーはアールグレイとアップルのみ
 その為、素人ではなかなか手がでないラインアップかもしれません
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