イギリスのお店その6~リントンズ、統括~

文字数 1,494文字

RINGTONS(リントンズ)
 創業1907年の老舗


 店舗を構えずに自宅へと直接宅配する商法の為、イギリスにおいても知名度が低いブランドです
※販売地域はイギリス北部の一部とスコットランド
 現在でも、イギリスのスーパーや百貨店では手に入らないとのこと
 
 そんな知る人ぞ知るブランドが英国以外――日本に上陸したのは2011年
※リントンズジャパンではオンライン通販での販売
 ただし、紅茶の種類は少ないんですよね
 基本的にブレンドで「トラディショナル」「ブレックファースト」「ゴールド」「カッパス」
 それに「アールグレイ」と「ルイボスティー」を加えた5種類のみ
 しかも、すべてティーバッグでの取り扱いとなっております
※100包250~300g。1700~2300円
 それでも「ゴールド」という商品は「地球上で最もおいしいティーバッグ」と宣伝しているだけあって大人気の様子
※追記、2021年10月に大阪は阪神百貨店に

の常設店舗がオープン
 ラインナップは紅茶とクッキーなどのお菓子とグッズが少々
 それなりに広いスペースで展開されております

 もっとも、百貨店が行う英国フェアなどでは幅広い商品ラインナップを見せてくれます
 リーフの紅茶にオシャレなパッケージ
 マーマレードを始めとしたジャムやレモンカード
 また、ティーポットにティーコジー、マグ&ティーカップなどなど
※ポットはブランドにしては安くてお勧め。ただし、実用的なデザインな上に物理的に重ためなので女性は要確認
 中でも、ショートブレッドを始めとした英国らしい焼き菓子が人気です
 実際、グローサリーショップ等ではこのお菓子のみを仕入れているケースもあります
 パッケージは商品によって多種多様ですが、伝統的な英国風となっております


 他にも、「ブルックボンド」「リッジウェイ」「ミセス・ブリッジス」「テトリー」「ウィッタード」「ウィリアムソンティー」「ダーヴィルス・オブ・ウィンザー」「カメリアズティーハウス」「ノーティーズ」……etc.
※中でもカメリアズティーハウスは2007年、ノーティーズは2015年創業の若いブランドです

 とまぁ、イギリスメーカー(ブランド)の紅茶は本当に多いです
※それなりの老舗でも他国に買収、合併、吸収されていますが
 だというのに、扱っている商品が似たようなものなので、メーカー(ブランド)による違いが非常にわかりにくくなっています
 事実、同じような茶葉を同じような目的でブレンドしていますからね(基本ミルクティイー)

 なので、味と品質だけで選ぶのはまず無理でしょう
 そもそも嗜好品というものは、それを嗜む際の場所や気分、雰囲気といったものに大きく作用されます
 それに一般の方が何十種類のブランド、何百種類の紅茶を比べることは難しいです
 かといって「プロ」や「通」の意見が一般受けするかと言われますと、いかなるジャンルであれしないほうが多いのではないのでしょうか?

 というわけで、私としては味と品質以外で決めるのをおすすめします
 このご時世まで消費者に見放されずに売れているということは、味と品質は保証されているも同然ですので
 
 値段、知名度、パッケージ(デザイン)、購入場所、(味)、(品質)……etc.

 これらの中から、自分なりの優先順位で決めるのがいいでしょう
 ちなみに、私の場合は購入場所>知名度>値段>パッケージといった具合
 また、紅茶好きを公言していると紅茶をよく貰えたりします(旅行のお土産とか、誕生日プレゼントとか)
 そこでは自分では選ばない紅茶と出会えるのでとても楽しいです
 もちろん、プレゼントのお返しはしないと駄目ですけどね
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