紅茶を好きになったきっかけ

文字数 1,290文字

 紅茶といえばLIPTONか午後の紅茶
 そういう人は思っているよりもずっと多いと思います

 そもそも、日本においてはコーヒーが苦手な人が飲む物、という立ち位置
 実際、披露宴を始めとした大規模な宴会では当然のようにコーヒーが供されます
 こちらから言わない限り、紅茶を選べないところも未だに多いです
 
 それでも、世界的に見ればまだマシとのこと
 なんせ、国によっては紅茶を飲むだけで体調を心配されます
 消費量だけを見ればコーヒーより飲まれているようですが、日本とアメリカが圧倒的にコーヒーな所為か、いまいち実感がわきません

※紅茶の消費量が多い国は主にインド、トルコ、パキスタン、アイルランドなど。生産国として有名なスリランカは人口数の問題で下位となります。
 また中国、イギリス、ロシア等は上位であるものの、

、既に逆転されるかその兆しが見えてきています。

 だから、何か

がない限り紅茶に出会うことはないのかもしれない

 ちなみに、私のきっかけは中学生の時です
 当時の私はLIPTONのレモンティーにはまっていただけなのに、紅茶好きを公言していました
 ある種の見栄です(コーヒーをブラックで飲めるのが恰好いいと思うような)
 コーヒーが嫌いだった訳ではないのですが、(恥ずかしいことに)紅茶を飲むほうがよりオシャレだと感じていたのです

 そんなことを露知らず
 当時、通っていた英会話の先生が辞めるからと言って、私に紅茶をプレゼントしてくれました

 それは『マリアージュフレール』というブランドの『マルコポーロ』
(あとで知ったが100g缶2800円くらいしました)
 そして、これこそが紅茶を茶葉で淹れるようになった――

です

 生意気な中学生だった私に、こんな高価な紅茶をくれた先生には本当に感謝しています
 ……と、ここで終われば美談なのですが現実はそうもいきません

 当時の私は山口県という田舎に住んでいたので、周辺に紅茶専門店たるものがなかったのです
※ネット通販も今ほどさかんではなかった
 幸いにも『マルコポーロ』を扱っているケーキ屋はあったものの、結局はそれしか飲まない毎日

 そんな私が他の茶葉を飲むようになったきっかけは『紅茶王子』という少女漫画
 タイトルのとおり、作中では多くの紅茶を扱っており……なんといいますか、ハマった訳です

 以来、私は色々な紅茶を飲むようになりました
 それでも、私はただの紅茶好きでしかありません
 難しいことは知ろうともせず、ただただ自分が好きなように紅茶を楽しむ

 というわけで、これを読んでくれたあなたが紅茶を飲んでくれると私は嬉しい
 きっかけはなんだっていいんです
 漫画やアニメ、ドラマに小説、好きな人や芸能人が飲んでいる――

 紅茶を楽しむのに、資格も知識もいりません
 ほんの少しの興味と行動力があれば始めることができます

 それにもし、自分の部屋にティーポットやカップがあったらどうでしょうか?
 そして、その傍に美味しいケーキやスコーンがあったら?

 想像してみて欲しい――
 
 ちょっとだけ贅沢でオシャレではないでしょうか?
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