スコットランドのお店(リプトン、メルローズ)

文字数 1,417文字

 よく聞く雑学ですが、イギリスの正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国
 その為、スコットランドもイギリスを構成する国の1つです
 つまり、厳密に言いますと「イギリスのお店その7」になるのですが、さすがに多すぎるので分けさせていただきました

・リプトン 
 おそらく、日本でもっとも有名な紅茶ブランドでしょう
 創業は19世紀末となっておりますが、創業者のサー・トーマス・リプトンの誕生が1850年
 そして、自身のお店(食品店)を持ったのが21歳で紅茶事業に参入したのが39歳
 その後、セイロン(現スリランカ)はウバ州の茶園を買い取り――紅茶商としての名声が高まっていったそうです
 それにより1895年には英国王室御用達となり――
 多くの寄付や慈善活動の功績によって、1898年にヴィクトリア女王からナイトの爵位を
※ゆえにサー・トーマス・リプトン(サーはナイトに与えられる称号)
 更には1902年、エドワード7世により準男爵に叙されます

 しかしながら、激動の時代ゆえにイギリスの国力は徐々に低下
 そんな中、ティーバッグの量産化と世界に向けた商売によって北米を中心に再び大ヒット
 もっとも、1938年にはアメリカ及びカナダにおける事業が――
 そして1972年、ついにはすべての事業が別の企業(ユニリーバ)のモノとなってしまいました
※もっとも、2020年からリプトンの売却を検討しているとのこと

 なんといいますか、リプトンはペットボトルや紙パック
 また、ティーバックの印象が強すぎるのが難点でしょうか?
 どの紅茶が好きと聞かれても、茶葉ではなくレモンティーやミルクティーといった商品名が出てくるイメージ
 悲しくも、日本においては量産品・安物のレッテルを貼られている感があります
 実際、リーフでの販売は少ない上にお値段もそこそこする所為かあまり売られていません

※グローサリーショップかオンライン通販で。黄缶(ブレンド)、青缶(セイロン)、白缶(ダージリン)と呼ばれるモノが450g3000円前後。
 他にも、プロフェッショナルシリーズと呼ばれる黒缶(220g)、2000~3000円の商品もあり。簡易包装(54g)だと500円程度です。

 一方、ティーバッグやペットボトル、紙パックであれば購入は至る所で
 ブレンド、フレーバー、ルイボスなどのカフェインレスに始め、期間限定商品を含めますと本当に幅広い商品展開です
 
 一応書いておきますと、近年では「フルーツインティー」で大人気
 あれはもはや紅茶とは言い辛いですが、期間限定店舗では数時間待ちになるほどの繁盛ぶりです
 同様に、コンビニでの限定販売でも売り切れ続出の模様

 とりあえず、今後の展開――売却されるかどうかが興味深いブランドです  


MELROSE'S(メルローズ)
 缶や袋ではなく、陶器のパッケージが珍しくて記憶に残っている
 なんでも、その陶器のケースはコレクターに人気だとか(白地に花柄と可愛らしいもの)
 40gで1000円を超えるのは、完全に陶器のお値段でしょう
 それとは別に110g~120g缶(イギリスちっくなチェック柄と濃紺の無地)
 また、レストランブレンドという名の業務用80g~100gの簡易包装(オレンジ色の袋)もあり
 種類はスタンダードなイギリス紅茶でこれといったオリジナルは特になし
 あえて言うなら「クイーンズダージリン」
 お値段は缶で1000円代、袋は1000円未満なので廉価
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