第18話 けおのうち

文字数 410文字

 ”けお”とは霊力を意味する”せじ”と同義語であると
 沖縄県のホームページに記載されていました

 この”せじ”なる霊力は人に付くだけでなく
 剣に付けば”霊剣”になり
 石や杜や人にも付くらしいです

 沖縄では霊能者を”せじ高の人”と呼んでみたり
 神に近しい女性を”せだかこ”と呼ぶのだそうな

 この”せじ”と同義語の”けお”は”京”の文字が充てられました
 ”うち”はまさに”内”で場所を示します
 ”けおのうち” = ”京の内”となり
 首里城の奉神門の前にある”首里森御嶽”の奥にある杜です
 霊力のある場所=聖域とされ
 首里城発祥の地とも言われます

 また民俗学では降臨神が降り立つ小島を”京”と表すことも
 あるようですが、そうなら淡路島や久高島も”京”なのか?
 なんて思ったりしました

 ”せだかこ”の最高峰である”聞得大君”が神事を執り行った杜
 スピリチュアルな空気を感じながら
 騒がずにゆるゆると神妙に歩いてみては如何でしょうか
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