第134話 あきさみよー

文字数 370文字

「何か沖縄弁で知ってるのあります?」
同僚に聞かれた
”沖縄弁”なんて言い方をしない事に
今更ながら気づいたけれど・・

『あきさみよーって、聞いた事ない』

「あ、あるような?ないような?」

『朝晩の寒暖差が大きくなる秋口に向けた言葉
 なんだけどね、夏のクソ暑い日に言うわけ』
「へぇー」 なんか真面目に聞いてる・・・

たとえばね
『9月にこんな暑いと、あきさみよーってね』

「ああ何だかわかります、あまりに暑い9月だと
 10月とか11月の秋本番は寒いよって事です?」

『そうそうって、本当に信じるんだ』
「え? 嘘なんですか!」
『ネットであきさみよーって調べてたらわかるよ』

・・・・

「ぜんぜん違いますよ!驚いた時の言葉だって」

『11月でも沖縄は25℃前後あるからね
 本格的な秋でも、寒く無いわけよ』

「あきさみよー!」 

 (もちろん、最後のセリフはフィクションです)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み