第54話 魅惑の島らっきょ
文字数 747文字
新しくなった公設市場にテンションが上がり、遅い時刻だったが中を見て回ることにした。ところが、開いている店もあるものの既に閉めている店も結構ある。
開いていたお店の人に聞くと、「そのお店で勝手に決めているよ」と言われ、だいたい決まっているものの、てーげーさが滲んでいた。
目当ての店には早く来た方が良い (店主と話しながら、そう思う)
2階に昇るエスカレーターの向かう途中で、妻が声を上げた。
「何これ!すごい種類がある」妻の視線は漬物屋さんの店先で止まっている。
「多!」僕も思わず声を上げるほどに多くの種類の漬物が並べられていたけれど、妻が種類の多さを指摘したのは島らっきょだった。
家で漬けたことのある妻が声を上げたのは
・塩漬け (これが一般的)
・キムチ漬け (らっきょが赤い)
・鰹節醤油 (絶対、ごはんに合うと思う)
・ラー油きくらげ (何だか、美味しそうなイメージしか湧かない)
まだまだ、ゴーヤーのお漬物も見えてるぞ。
これを土産にした時に驚く沖縄仲間の友人たちの顔が眼に浮かぶ
妻と目配せをして、絶対に帰りに寄ろうと決めて2階に上がった。
のが、間違いだった。
十数分後に下りエスカレーターから見えたのは店頭にかかる緑の網だった。
「まさかやー」
妻と顔を見合わせて悔しがったけれど、実は、食べたことのない味ばかりなので、意外にダメージは小さかった。
何かの機会に島らっきょの話が出た時に、あんな店あったねー、キムチ漬けって気になるね、ゴーヤーの漬物もアリかもね・・・無性に ”ふた月前に失敗した感” に囚われていく。
調べると18時閉店とある、最初は間に合ってたんだろうか?たまたま開けていたのか?近くの店主の言葉がよみがえる。
「目当ての店には早く来た方が良い」 (数を買うだろうから機内に持ち込みたくないな)
開いていたお店の人に聞くと、「そのお店で勝手に決めているよ」と言われ、だいたい決まっているものの、てーげーさが滲んでいた。
目当ての店には早く来た方が良い (店主と話しながら、そう思う)
2階に昇るエスカレーターの向かう途中で、妻が声を上げた。
「何これ!すごい種類がある」妻の視線は漬物屋さんの店先で止まっている。
「多!」僕も思わず声を上げるほどに多くの種類の漬物が並べられていたけれど、妻が種類の多さを指摘したのは島らっきょだった。
家で漬けたことのある妻が声を上げたのは
・塩漬け (これが一般的)
・キムチ漬け (らっきょが赤い)
・鰹節醤油 (絶対、ごはんに合うと思う)
・ラー油きくらげ (何だか、美味しそうなイメージしか湧かない)
まだまだ、ゴーヤーのお漬物も見えてるぞ。
これを土産にした時に驚く沖縄仲間の友人たちの顔が眼に浮かぶ
妻と目配せをして、絶対に帰りに寄ろうと決めて2階に上がった。
のが、間違いだった。
十数分後に下りエスカレーターから見えたのは店頭にかかる緑の網だった。
「まさかやー」
妻と顔を見合わせて悔しがったけれど、実は、食べたことのない味ばかりなので、意外にダメージは小さかった。
何かの機会に島らっきょの話が出た時に、あんな店あったねー、キムチ漬けって気になるね、ゴーヤーの漬物もアリかもね・・・無性に ”ふた月前に失敗した感” に囚われていく。
調べると18時閉店とある、最初は間に合ってたんだろうか?たまたま開けていたのか?近くの店主の言葉がよみがえる。
「目当ての店には早く来た方が良い」 (数を買うだろうから機内に持ち込みたくないな)