第93話 難攻不落の睡眠研究に立ち向かう 上田泰己

文字数 376文字

〇睡眠は「安定」が理想ではない
 われわれはなぜ、睡眠と覚醒を行ったり来たりするのでしょうか?
睡眠には、一定の状態を保つための仕組みがあると言われている。睡眠では”安定”が本当に理想の状態なのか。睡眠のまま安定してしまったら、そこには死が待っているだけではないか疑問である。睡眠の仕組みの考え方としてホメオスタシス(恒常性)だけに囚われるままでよいとは私は考えない。
〇脳波測定に始まる睡眠研究の歴史
 1924年ベルガーがヒトの「脳波」の測定に成功したのに、睡眠研究が始まる。ヒトの脳には電気的活動がある。起きている時、脳波は非常に早く1秒間に8~14回アルファ波、14~30のベータ―波、それより早い振動するガンマ波が電気的にでている。
その後、「レム睡眠」眠っているのに眼球が活発に動く状態「急速眼球運動」が見つかった。ノンレム睡眠は、「深睡眠」という。
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