第71話 百鬼園随筆 内田百閒

文字数 365文字

 岡山酒造酒屋の息子、東大を出て夏目漱石の門下一員となり、芥川龍之介、森田草平、鈴木三重吉、小宮豊隆らと親交を結ぶ。陸軍機関学校、法政大学のドイツ語教授、その後、文筆業。百鬼園随筆で独自の文学的世界を確立。森田との付き合いは誠に面白い。ウフッと笑ってしまう場面が多かった。真面目なのかふざけているのか分からないが、学者肌の難しい用語を使い、それでいて、そんなこともあるのかと、思う。独自の目線で、物ことを見詰め、核心をついている。借金が好きなようで、人から金を借りる、裕福な人から借りるのでなく、金のない人から借りるというのだから、面白い。夏目漱石先生を尊敬しているのだが、その対応が面白い。
考え方が面白い。そういう見方があるのですかと、クスリと笑うことが何回もあった。
体験から滲めでるものだろうから、真似してできるものでもない。
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