第23話 喧嘩 坊っちゃん10

文字数 566文字

□祝賀会で学校休み。練兵場で式参列生徒800人引率。引率中喋る。口から先に生まれているから止めない。※生徒のおしゃべりは口から先に生まれいづるから。
□引率生徒が天婦羅・団子の声がする。卑劣な根性は封建時代からの堕落した習慣だ。※こんな田舎では、おれも堕落する。東京へ帰りたい。
□途中、中学校と師範学校が衝突し、怒鳴り合う。師範が資格で上なので、中学が譲った。
□日清祝勝式は旅団長と知事の祝辞、万歳を唱えおしまい。下宿に帰ると山嵐が牛肉を持って下宿に来た。※祝勝と山嵐が坊っちゃんを誤解していたお詫び。
□赤シャツが芸者と遊んでる現場を押さえ、あの奸物に誅戮を加える計画を山嵐がいいおれも加勢。※陰険な教頭が全ての悪事を企んでいる。天罰を加えるべきだと共謀。
□生徒が来て高知の踊りがくるのでと誘いに来た。会場は万国旗が張られ、花火も上がる。舞台では羽織袴で抜き身で剣舞する。※生徒は教頭の弟だ。何か企んでいる。
□向こうで喧嘩が始まる。師範と中学が意趣返しで50人位で決戦。山嵐とおれは、止せと止めに入る。
□足を掬われ倒れた。靴で背中に乗る奴がいる。山嵐も揉み返されている。飛んできた石が頬に当たる。巡査が来ると皆一斉に逃げた。
□おれと山嵐は警察に行き、署長の前で顛末を述べ、下宿へ帰った。※昔はこんな事が許されていた。

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