第14話 山城屋 教師の紹介 坊っちゃん2

文字数 665文字

※みな子先生は先ず「読め」と言われたが、ただ本は読んでも右から左へ突き抜ける。1小節を読み、筋を書き、自分が面白いと思った事を書く。これをブログに投稿する。
□紹介された学校へ向かう。汽船から赤ふんどしの船頭の艀にのり上陸。港の前の旅籠でやな女がお上がりなさいと言うので、上がるのが嫌になってやめた。学校はマッチ箱のような列車で行く。駅を降り、人力車で学校へ。※情景を描写、軽妙な語り口いいですね。□宿直もいないので、山城屋に泊まる。階段下の暗い部屋。嫌だというと他はふさがっているという。狭い部屋に案内し、田舎者のくせに人を見くびったな。5円茶代をやり驚かせてやる。※面白い発想。表現が素晴らしい。□夢を見て清が土産の笹餅の笹だけ食べるのであははと笑ったら目が覚めた。
学校で狸の校長に生徒の模範になり教師として尊敬されろという、出来んといい辞表を返すというとなだめられた。※これも面白い。□教師の紹介、それぞれの個性を見抜きあだ名をつける。教頭は赤シャツ、英語はうらなり、青い顔、数学は山嵐、画学は江戸子という、こんなのが江戸子なら生まれたくない。※(笑)□山城屋に帰ると女将が床に頭付け、部屋を2階座敷に変えた。※世の中、金次第を描写。□立派な座敷で大の字に寝た。※ 良い表現である。□清へ手紙、つまらん所だ。宿に茶代5円やったら女将が頭を床に。山嵐が下宿を紹介した。※人物の表現がうまい。皆にあだ名をつけ。茶代をはずみ、世の中コロッと金で変わる。絶妙な語り口で引き付ける。エッセイも面白くなくてはイカンなと感じた。
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