第21話 曲者教頭 坊ちゃん8

文字数 538文字

□赤シャツと釣りに行った時、山嵐を疑った。川の土手でマドンナと散歩したのを見て赤シャツは曲者と決めた。※単純に意見を変える
□土手で会いましたねと聞くと、行ってないと嘘をつく男。これで中学教頭ならおれは大学総長が務まる。※比喩で笑い
□赤シャツが家まで来てくれという。俸給をあげてやる。古賀あおなりが延岡に転任するから。※給料は上がるが、裏にうらなりの転任きな臭い。
□待遇あがるならと了解した。しかし延岡は人と猿が半々住んでるよくそんなところへ行くな。※田舎を馬鹿にする傾向がある
□夕食時婆さんに訊くと、古賀の母が、校長に俸給アップを頼んだ。延岡なら5円余分にとれる。他所では嫌だと断るが、校長は転任手続きをとった。※何かきな臭い
□5円で山の猿を相手にするのは唐変木だ。騙し討ちだ。月給などあげさせるかと、再度赤シャツの家に行く。※正義感強い。このやり取りが笑う
□教頭は返事をしかね茫然とする。古賀君の希望転任であり、策略ではないという、教頭と婆さんのどっちの話を信じるのだと反撃される。※理屈で負けるが、教頭には不信感を持つ
□議論の良いのが善人とは限らない。人間は好き嫌いで働くものだ。論法で働くものじゃない。おれは増給が嫌になったので断る。※心意気が良い。論法より好き嫌い名言
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