6頁
文字数 637文字
「はい」
と龍二が神妙に返事をしたので、俺も黙った。
何となく嫌な予感がする。すると、
「指令、武装組織は一時解体。メンバーキリン及びユニコーンは、一般市民生活をして待機せよ。との事だ。今、政治的に重要なところなんでな」
と言った。
なんですと?
「あの〜、一般市民生活って何?」
と俺が聞くと、
「フッ。まあ、一般市民生活だ」
と困った様に、河野さんが言った。
「えっ?」
と龍二。俺は、
「親玉見付かったって、裁判官が言ってましたけど・・・」
「戦闘は無い」
と河野さんが、キッパリ言った。
「そんな・・・」
と龍二。
すると河野さんは、ちょっと悲しげに。
「武力闘争は終わった。お前達は下層民として働いてくれ。全世界に指名手配されているお前達に、まともな生活は保証してやれないが。
これも市民の為、大義の為と思ってくれ。
お前達が、この日本に居づらかったら、何処かへやるように相談する」
と言った。俺は啞然とした。
えっ?終わりなの俺達の闘いは。
何で?訳が分からなかった。
血の気が引いた。別に戦いたい訳では無い。
相手は強力な武器を持った軍隊かロボット兵。
こっちは大した武器もなく、知恵と工夫で乗り切ってきたのだ、それなのに。
すると龍二が、怒りで震える俺に、
「行こう寛。サンドイッチ屋でもやれよ。
ハンバーガーでも良いかな」
と腕を引っ張った。俺は振り向き、龍二の目を見た。焦った様な顔だが、何か話があると言う目付きだった。俺はこいつに従うかと、
「分かった」
と言うと。河野さんに頭を下げて、龍二と部屋を出た。
と龍二が神妙に返事をしたので、俺も黙った。
何となく嫌な予感がする。すると、
「指令、武装組織は一時解体。メンバーキリン及びユニコーンは、一般市民生活をして待機せよ。との事だ。今、政治的に重要なところなんでな」
と言った。
なんですと?
「あの〜、一般市民生活って何?」
と俺が聞くと、
「フッ。まあ、一般市民生活だ」
と困った様に、河野さんが言った。
「えっ?」
と龍二。俺は、
「親玉見付かったって、裁判官が言ってましたけど・・・」
「戦闘は無い」
と河野さんが、キッパリ言った。
「そんな・・・」
と龍二。
すると河野さんは、ちょっと悲しげに。
「武力闘争は終わった。お前達は下層民として働いてくれ。全世界に指名手配されているお前達に、まともな生活は保証してやれないが。
これも市民の為、大義の為と思ってくれ。
お前達が、この日本に居づらかったら、何処かへやるように相談する」
と言った。俺は啞然とした。
えっ?終わりなの俺達の闘いは。
何で?訳が分からなかった。
血の気が引いた。別に戦いたい訳では無い。
相手は強力な武器を持った軍隊かロボット兵。
こっちは大した武器もなく、知恵と工夫で乗り切ってきたのだ、それなのに。
すると龍二が、怒りで震える俺に、
「行こう寛。サンドイッチ屋でもやれよ。
ハンバーガーでも良いかな」
と腕を引っ張った。俺は振り向き、龍二の目を見た。焦った様な顔だが、何か話があると言う目付きだった。俺はこいつに従うかと、
「分かった」
と言うと。河野さんに頭を下げて、龍二と部屋を出た。