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文字数 579文字

「世界政府・・・。何を考えているのやら」

 俺がそう言うとマイキーが。

「ドラゴンが生きているのは知ってるな。
奴らは、お前ら二人を使ってドラゴンに何かをやらせようとしている」

「おやじ・・・。ドラゴンにか?
俺達が何故?」

と聞いた時点で合点がいった。
 二人共親父の子供だったのだ。
一人は産んだ子、もう一人は育てた子。
 ではユニコーンはドラゴンへの人質ならば、俺も殺さず捕まえる気か。そこで、

「ドラゴンに何をさせるつもりだ。俺はあの男の事は何も知らない。爆弾を良く使うくらいしかな。でも、それは組織の本部や支部で作れるものだ。あの男に他に何の技術があるのだ。
世界政府なら必要ないのでは?物ではなく暗殺とか人質とかなら分かるが・・・」

と俺が聞くと。二人は困った顔をしたが、
 ガーディアンが、

「言うなと言われているが、1つだけ言おう。ドラゴンは製薬会社にいた、それだけだ。
後は知らんし、想像するしかない」

そうか!あいつは確か、安心薬の開発に携わっていたと言っていた。
ならば別の薬を作らせるのか。
 だが何故、奴だ。そんなにも世界政府は人材に困っているのか?俺は別の何かを想像した。

 例えば暗殺。我々の幹部を誘き寄せて殺させるとか。俺と龍二が人質ならば、あの男ならやりかねない。あの男は唯の子煩悩な親父。
子供の未来を考える男。組織のエージェントとしては、半人前と言えたからだ。
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