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文字数 604文字

 景色が流れた。シューターは何度か乗った。
日本から初めて乗った時は、時速3000キロとドラゴンは言っていたが。5000キロまで出る様になっていたそうだ。
 ヨーロッパ戦線やアメリカへと渡る時などは時速1万キロ超えはしょっちゅうだった。
 安全は確認され整備も進んでいたのだ。
だから、ヨーロッパへは1時間位で着いた。

 ヨーロッパと言っても、ギリシャに近い場所だった。シューターでフランスやイタリアや
スペインなど行けば。攻撃されるとの理由で、端の端に行くのだ。
 俺達はそこから、何故か、スゥエーデンへと渡る事となった。ヨーロッパに反政府組織の本部があるらしいとの理由だった。
 まさか北欧とはね、と秘密組織の秘密には驚くばかりだ。俺達戦闘員は本部と聞かされ、
イタリア辺りの戦闘訓練場で、格闘技や武器の使い方言葉(かなり厄介な事だった)などを、叩き込まれたのだ。

 当時は1年以上の訓練はやらずに直ぐに前線に投入された。
何でもいいから役に立て、が合言葉の様に使われたものだ。
先ずはイタリアの古巣へと向かった。
施設はとうに破壊されていた。

 ヨーロッパも激戦区だった。
敵さん民間人のいる所ではドンパチやらずに。俺達を尾行して施設やアジトを確認してから。アジトごと殲滅が常套手段だった。
 だから、郊外のアジトの大半が破壊されたものだ。そこで逆に罠を仕掛けて、敵を誘い込んで施設を爆破などしたものだ。
 まったく、まるで戦争だった。
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