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文字数 607文字

 その頃、河野は必死でユニコーンの行方を探していた。そして、グリーンヒルのメンバーの特定を急いでいた。そこで分かった事。
彼らは3日前に日本に来ている事。
 しかも軍用機でもなければチャーター機でもなく、民間の旅客機のファーストクラスでやって来たのだ。(何で本部がこの情報を・・・)
河野はイライラした。

 これは、まさかわざと拉致させた?
河野は血の気が引いた。
必要なくなった武装兵を抹殺する為?
または囮として使う為?
 河野はこのままではキリンも同じ目にと、
思っていると調査しているメンバーから。

「分かりました、ヨーロッパへと飛んでます。チャーター便です。カメラの映像にも映っています。ユニコーンは無事です!」

と言った。河野はモニターにかぶりつき、その映像を見た。ユニコーンが、何かしらの合図を送っているかもと思ったのだ。
 だが手錠をはめられたユニコーンは、飛行機に乗せられるだけで、特に合図は送っていなかった。救出に来るなと言う意味か・・・。
 龍二、バカ野郎。

 そう組織では、各国を数字で表していた。
だから指一本、二本と示せば大まかな国が分かるのだ。
知らされてないと考えるのが普通か・・・。
河野は思った。
するとドカドカと日本支部の幹部達が現れた。
そして、

「救出作戦会議をする。良いな」

と言った。
 河野は心に冷たいものを感じていた。
別室に集まり、ほぼ幹部全員と実働部隊の司令代理の河野。
 そして、副官などで会議が始まった。
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